オホーツクエリア
酪農業務 畜産業務 営業 販売

日本各地の酪農家さんと畜産農家さんの力になりたい。さらなる事業拡大を見据えて、支社長候補を募集します

ただいま募集期間外

株式会社ジョイン

紋別市渚滑町4丁目29-24

来年、創設から10年を迎える株式会社ジョイン(以下、ジョイン)。
酪農家さんを悩ませている牛舎のハエを抑えるための殺虫剤散布や、牛舎を快適に保つための環境づくりを手伝うパートナーとして、紋別市に拠点を置きながら道内各地で事業をおこなっています。

▲以前の記事はこちら

2021年には、九州に子会社である株式会社ジョイン九州(以下、ジョイン九州)を設立し、着々と認知を広げることに成功。
しかし、縁もゆかりもない九州への進出は最初からうまくいったわけではありません。
「効果を実感した農家さんが知り合いの農家さんを紹介してくれるようになり、少しずつ事業拡大していきました」とジョイン九州代表取締役社長の中本大介さんは言います。

九州進出3年目を迎え、まだまだ事業拡大の伸びしろを感じるとともに、ジョイン代表取締役社長の細谷昌弘さんは「もっと日本各地にサービスを広めたい」と意気込みます。

ジョインでは、日本各地で事業を広げるために代表候補としてともに歩める仲間を探しています。

<こんな人におすすめ>
・一次産業を支える仕事に興味がある方
・北海道だけでなく日本各地にも住んでみたい方
・柔軟かつ臨機応変に物事を考え、進めていける方
・車の運転が好きで、体力に自信のある方

<募集内容>
https://www.join2join.co.jp/recruitment

そもそもなぜ北海道での事業を九州に?

「北海道の次に畜産のマーケットが大きいのが九州。だからこそ、どうしようもできないと思っている農家さんが多いハエを減らすこの仕事を、広めたいと考えていました」と話すのは、細谷さんです。

ジョイン代表取締役社長の細谷昌弘さん

九州は、国内の畜産の農業産出額の約3割を占め、畜産王国とも呼ばれる地域です。
酪農家が多い北海道に対して、九州では肉牛農家が圧倒的多数。日本の和牛生産の供給源となっています。乳牛にも肉牛にも、ハエの問題は変わらずあります(詳細は冒頭にリンクを貼った記事をご参照ください)。

「ハエが減らないと諦めている農家さんは、日本中にいます。ハエの繁殖をある程度抑えることができれば、牛のストレスを軽減できるだけでなく、農家さんや牧場を訪れる獣医さんや人工授精師さん、削蹄師さんなど携わる方にとっても気持ちよい環境をつくることができます

ハエは牛糞に卵を産みつけ、夏の熱い日差しの下では草むらで休みます。涼しい朝晩に牛たちの血を吸いにやってくるのです。

しかし、九州への進出をずっと考えていたものの、人手が足りず実行には移せていませんでした。
そんなある日の2020年年末のこと。ふと細谷さんの大学時代の後輩である中本さんの姿が浮かびました。
「帯広畜産大学(以下、畜大)の1つ下の学年で、年に1度は会う間柄。彼は化粧品業界で働いていたので、コロナ禍でマスク生活が長引き大変な思いをしているのではないか、と思ったんです。業界は違えど社長経験がある中本ならジョイン九州の代表としてやってもらえるんじゃないかと考えて、電話をしました」と当時を振り返ります。

ジョイン九州代表取締役社長の中本大介さん

その頃の中本さんはというと、仕事で悩みを抱えていました。

「元々は一次産業に関わりたくて畜大に入学したにも関わらず、化粧品の開発・製造・販売などを経て当時は経営職に就いていました。本当はお客さんの顔を直接見て仕事をしたいのに、どんどん離れてしまっていた。そんな時に救いの電話がきたんですよ」と中本さんは笑います。

さらに、学生時代にツーリングで全国を巡った中本さんにとって、九州は憧れの土地。滞在時間が1番長かったそうで、北海道の次は九州に住みたいとずっと考えていたと言います。

電話から数週間後には決意を固め、当時の職場を退職して紋別へ。引き受けることは決めながら、ひとまず事業内容を確認するために細谷さんと農家さんを周り、機械の使用法の習得や農家さんとコミュニケーションを重ねていきました。

「『こっちはお客さんから直接笑顔がもらえて楽しいよ』と電話で細谷さんに言われたことはやっぱり本当で。『どうする?』と最終の決意確認をされた時に、『やるよ。もう決めたから』と伝えました。直接喜ばれることに大きなやりがいを感じたんです」

いざ、九州へ。名刺すら受け取ってもらえない日々を乗り越えて

2021年7月、熊本県菊池市に拠点を構えました。
まだまだコロナの影響が残っていた時期で畜産業界の景気も悪く、不利な状況での参入でした。

「まずは事業内容を理解してもらおうと、県内を中心に農家さんや役所などへ営業に行っても取り次いでもらえず、そもそも挨拶すらさせてもらえない。薬品の売り込みだと思われたり、挙げ句の果てには名刺を渡しても『いらない』と返されたり。怪しまれ続けてもう心が持たないと思って、そこからは営業をやめました」と中本さんは話します。
当然、売上がない日々が続きました。

そんな中、ジョインと細谷さんの名前を知っている農家さんや獣医さんから、中本さん宛てに1本の依頼の電話が舞い込みます。デモ散布(注:ジョインでは正式な契約前にお試しで薬液散布を行います)に向かい、効果を実感してくれた2軒の農家さんがまわりの農家さんを紹介してくれたり、農協の担当者を繋いでくれたと言います。

「当時の担当の方が、畜産農家さんをなんとか楽にしてあげたいという思いが強い方で。どんどん紹介してくださったので初年度は助かりました。また、農家さんが気に入ってくださって別の方を紹介してくれる、というのが一番信頼関係をつくりやすかったですね。
ハエを減らすまで、最低でも3年はかかります。散布した日はもちろん減るのですが、ハエは繁殖能力が非常に高く、継続して定期的に散布を行う必要があります。だから最初は『これ意味あるの?減ってないよね』とお叱りを受けることもあったし、僕も自信を失いかけていました。でも、定期的に散布を続けることでハエの繁殖をだんだんと抑えられることを、細谷さんの姿を見てわかっていたので黙々と作業をして。そうすることでしか、信頼は得られないですよね」

牛舎内で散布作業をする中本さん

だんだんとハエが減ったことが目に見えてわかるようになり、出入りする獣医さんなどからも「ハエが減って、牛が暴れなくなったから楽になりました」と声をかけられる機会が増えていったと言います。
今年うれしかったのは、他の牧場の方が僕の担当している牧場を見学された際に『ここはハエが少ない』と牧場主さんが言われたと聞いたことですね。継続すれば確実に環境が変わるし、お客さんが直接声をかけてくださることにとてもやりがいを感じています」と話します。

現在は熊本、鹿児島、福岡、宮崎など九州地方全体に50軒を越える取引先があります。中には畜大を卒業して九州に戻り、家業を継いだ方もいるようです。
細谷さんは、「小さい大学だったので人間関係が濃密で。とにかく先輩が全力で後輩を思ってくれるんですよね。そういう環境で4年間過ごしたので、僕自身もすごく変わって。みんなが無償でいろんなことをしてくれるので、人のために何かをすることに喜びを感じられるようになったんです。それが今の事業にも繋がっていると感じます。だからあの場所で過ごした人なら、ということで面識がなくても畜大卒というだけで一気に距離が縮まるんですよ。実際に、道内のお客さんにも多いです」と話します。

大学時代より20年以上付き合いのある2人。牧場で散布の様子を見させてもらった後、菊池市内の菊池公園内にある足湯に浸かりながら話を伺いました

他の地域にもまだまだ市場がある。日本各地で事業を広めるために仲間になりませんか

九州進出から3年目を迎え、「日本中でこのサービスを広めたい」との思いに細谷さんは拍車をかけます。実は、細谷さんの前職時代の繋がりから、同様の事業を立ち上げた仲間が岩手県と長野県で活躍しています。

「せっかくいい仕事で必要としてくれる農家さんがたくさんいるのに、自分1人の力では広めるのは難しい。だから仲間をつくりたいと思い、声をかけてくれた2人に業務内容を伝えて。地域によって環境が全く違うのでお互い情報交換をしながらやっていて、間違いなく会社にとってプラスになっています」

だからこそ、日本各地で事業を広げるために代表候補としてともに歩める仲間を探しています。細谷さんは、「3年後に社長になりたいと思うような方を求めています」と続けます。

取材中に牧草の種類について解説してくれる1コマも。牛と農家さんのことをつねに考え続けている細谷さん

「できれば職人のような人を増やしていきたいんです。牧場の大きさや環境、ハエなどの虫の種類や多さ、牛も人間と同じように1頭1頭異なります。だから同じような仕事に見えるかもしれないけれど、牧場ごとに見極めながら作業を行う必要があります。『言われた通りに何リットル薬液を撒きます』ではなくて、『こういう理由で今日はもう少し増やした方がいいのではないか?』など状況をその場で判断していき、牛たちと農家さんのために何が最善かをつねに考えていける人がいいですね。ゆくゆくは中本のように、そういう方が代表となり、日本各地を任せていけたら最高だと思っています」

今後は、北関東3県の群馬、栃木、茨城と南東北への進出を視野に入れている細谷さん。いずれは海外でも事業を広めたいとも話します。

北海道の企業ですが、仕事は全国にあります。日本各地にきっと手助けしてほしいと思っている農家さんがいるでしょう。どんな仕事をしたいのかまだ漠然としているけれど、北海道へも行ってみたいし他の地域でも働いてみたい方、ゆくゆくは起業したい方など、ご興味をお持ちくださった方はまず問い合わせてみてはいかがでしょうか。

そもそも事業を始めたときは『こんなの商売にならない』というところがスタート地点だった。でもこんなにも需要があるし、まだまだ必要としている地域があるはずです」と細谷さんは言葉に力を込めます。

一方で、中本さんは九州地方でも事業拡大の余地がまだまだあることを実感しています。

「経営規模がかなり大きい牧場が目立つ北海道と比較すると、九州は小規模。大規模経営だと人手が十分なので、牧場の方が作業できる一方で小規模だと人手が少ない。だから、牧場のみなさんが時間がなくてできないところに、僕たちがパートナーになれる隙間がある。ハエが増える時期に仕事がとても忙しくなるから、みんな睡眠時間を削って働いているんですよ。僕たちが使っている薬液や機械を持っている農家さんもいますが、作業自体に時間が割けない方が多い。だから助けになりたいんです。しかしながら現状は僕1人で手一杯で、仲間がほしいですね」

さらに、九州は北海道と違い冬に大幅に気温が下がることがなく散布期間も長い上、「溝切り」(詳細は以前の記事を参照)など冬にできる仕事が多いとのこと。将来的には冬だけ九州に行ってもらう働き方もできるのでは、と2人は考えています。

これからも日本の畜産農家と併走していくために、手を貸してくださる方のご応募をお待ちしています。