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北海道全域がフィールド!牛の幸せを追求する「株式会社ジョイン」正社員募集中!

募集中  - 

こんにちは!
道東のオホーツクは美幌町で、農業とライター活動をしている百目木(どめき)です。
北海道に来てから2回目の夏。連日30℃を超え「意外と北海道の夏は暑いな〜」と感じています。でも、夜になるとクーラーいらずの涼しさ。そして、風に乗ってどこかのお宅のBBQの香り。う〜ん。やっぱり北海道は最高ですね!

道東のはたらく情報を発信する「#道東ではたらく 」。第8弾は、北海道紋別市の「株式会社ジョイン」が舞台です。

「拠点はオホーツクの紋別市ですが、牛がいれば全道どこでも出来る仕事です!」と笑顔が眩しい代表の細谷さん。ご自身も北海道の大自然に心動かされ、道東で起業されました。

「牛の幸せを追求する」仕事とは?そして、どのような仲間とどのような未来を創りたいのでしょうか?

細谷さんにお話を伺いました。

▲社員さんのインタビューはこちら
▲支社長候補募集についてはこちら

▼株式会社ジョインでは、一緒に働く仲間を募集しています▼

<募集内容>

https://www.join2join.co.jp/recruitment

<こんな人におすすめ>
・一次産業を支える仕事に興味がある方
・北海道に住んでみたい方
・地域で、起業などに挑戦をしたいけど、副業も探している方
・ライフスタイルにあった地方移住をしたい方

私たちの暮らしを支える北海道の農業

朝食のチーズオムレツにヨーグルト。ご褒美に食べるちょっと高級なアイスクリーム。あの人の誕生日を祝うケーキ。

私たちが普段口にする国産の乳製品の約8割は、北海道産の生乳から作られます。また、国産肉牛の約2割も北海道産であり、この豊かな大地の牛たちによって私達の食卓は支えられています。

▲生乳は生クリームやバター、チーズ、アイスなどの様々な原料に使われています。

北海道では現在、約80万頭の乳用牛、そして約20万頭の肉専用牛が飼育され、8000戸以上の農家さんが牛たちの生活を支えています。

農家さんの一日は多忙です。例えばある酪農家さんは、4時半に起床し、牛舎の清掃、餌やり、その後、ようやく乳搾り、と作業が続きます。日中も、牛たちが食べる牧草の管理や、牛舎や機器のメンテナンスを行い、一息ついて夕方になると再び餌やりと乳搾りが待っています。加えて、お産の時期が近づくと、昼夜問わず準備をします。土木、工学、生物、科学、そして経済学など、様々な知識をフル活用して、24時間365日、農家さんたちは働いています。

▲私たちが普段口にする乳製品やお肉はそんなスーパーマルチタスカーな農家さんによって支えられています。感謝してもしきれません。

牛舎を快適に保つ農家さんのパートナー

様々な仕事の中でも、日々、牛舎を衛生的で快適な環境に保つことは重要です。牛たちが健康に育つことで、乳量や体重の増加につながるからです。

「どの牛舎でも問題になっていることがあります。それは『ハエ』の存在です」と語るのは株式会社ジョイン代表の細谷さん。「牛の幸せを追求する」というビジョンを掲げ、牛舎の様々なトラブルを農家さんと共に解決する事業を行っています。

▲細谷さんの日常。牛舎の点検に余念がありません。

ハエは6〜9月に発生します。人もハエの羽音や飛び回ることに鬱陶しさを感じるように、牛にとってもその存在は大きなストレスとなります。乳量や体重が減少するだけではなく、吸血性のハエによって病気が伝染り、牛を処分しなくてはならないこともあります。

発生を防ぐためには、糞やエサの食べ残しなどを早く処分したり、定期的に殺虫剤を散布したりする必要があります。そこで、細谷さんたちは、日々忙しい農家さんのパートナーとなり殺虫剤散布の業務を行っています。

▲装置を使って薬液を霧状に散布し、ハエを駆除します。
▲仔牛の体や顔にハエが止まっています。
▲プルスフォグで牛舎全体に殺虫剤を散布します。
▲駆除後は牛たちもスッキリした顔。

解決の方法があるならやろう!

細谷さんは山形県米沢市に生まれ、高校卒業後は「生き物に関わる勉強がしたい」と帯広畜産大学へ進学。その後、動物用医薬品の研究開発・機器の販売等を行う企業に入社しました。

「12年間で担当させていただいた農家さんは800戸以上になります。毎日農場に伺って農家さんの課題を聞き、解決するための薬品や機器などを販売する仕事をしていました。その中で、ある装置との出会いが起業を考えるきっかけとなりました」と当時を振り返ります。

その機器は、殺虫剤や制菌剤などの薬液を霧状に噴霧する「プルスフォグ」。

▲プルスフォグを準備する様子。既存の農薬散布機に比べ、効果が高く、薬液の散布量と散布時間を少なく済ませられる画期的な装置です。

「『農家さんの負担を減らして、牛たちを幸せにできる!』と思いましたが、1台の金額が60万円以上もするので、家族経営の農家さんで導入することは難しい。課題は明確で、解決の方法もあるのに。だったら、自分が機器を買って、農家さんを周って散布できないかと考えるようになりました」。農家さんの苦労を知る細谷さんだからこそのひらめきでした。その後、周囲の後押しもあり、起業を決心。2014年3月に前職を退社し、4月に起業しました。

「薬品の散布は農家が自分でやってきた仕事だし、ハエが発生する時期も限られている。ビジネスになるのか?」と、心配する声もありましたが、1台のプルスフォグを相棒に、細谷さんの挑戦が始まりました。

現場の課題感から事業が拡大する

「当初は売上がなかなか伸びず、運転資金は減っていき、どんどん胃も痛くなりました。でも、毎日がわくわくとドキドキでいっぱいでした」と語る細谷さん。
常に真剣に「牛のためになるか」を考えて行動するその熱心さに、農家さんも心を動かされ、着実に事業が拡大していきました。

2014年に細谷さん1人から始まったジョインですが、2017年には株式会社化。現在、グループ全体で19名のスタッフ(役員2名(ジョイン代表、ジョイン九州代表)、正社員8名、時短正社員4名、契約社員2名、パートタイム3名)が在籍し、売上も毎年増加、2020年度は1億1,700万円を達成し、2021年度は1億5,500万円を見込んでいます。2021年7月には九州に子会社を設立し、今後は、全国展開、海外展開も見据えています。

▲ご自身の性格を「新しいことでも物怖じせず、1つずつ積み重ねていくタイプ」と語ります。相手を想う丁寧なコミュニケーションが農家さんの心に響いています。

株式会社ジョインでは、日々の農家さんとのコミュニケーションの中から、様々な課題が発掘され、解決に向けた事業が生まれていきます。

例えば、牛が滑って転びにくい床をつくるのもその1つ。牛舎の床は掃除がしやすいようにコンクリートの場合が多く、牛たちが脚を滑らせないように溝が切ってあります。しかし、長年の使用により、溝が減り、牛の転倒事故が起こることがあります。一度の転倒でも、脚の筋が伸びたり、骨折してしまうことで、廃用※につながります。こういった事故を防ぐために、ジョインでは特殊なカッターをつかって、コンクリートに溝を切り直し、滑りにくい床を作っています。

※廃用:役目を終えたり、継続できなくなくなること。その後、食肉や革製品、肥料などに活用される。

▲1人で行う殺虫剤散布とは異なり、10人程度で行います。
▲すり減った溝の様子。
▲溝切りの様子。
▲細かい溝が作られ、滑りにくくなりました。牛も安心そうな顔をしています。

他にも、仔牛を肺炎や流行り風邪から守るための消毒作業、​牛舎を明るく清潔にするための清掃作業、暑く不快な牛舎を涼しく快適にするための機器の設置など「牛の幸せを追求する」様々な事業が行われています。

「道内に酪農家は6000件以上ありますが、現在はそのうち550件ほどとお付き合いがあります。ほとんどが口コミで広がっていったので、本当にありがたいと感じています。さらに人手不足からリーチできてない地域もあるため、今後はこの3〜4倍の受注を見込んでいます」と細谷さんは未来を見つめます。

北海道のどこでも働ける仕組み

ジョインの皆さんは、普段どのような働き方をしているのでしょうか?
現在、紋別以外に、北見に1名、網走に2名、道北に1名、札幌に3人、帯広に1人のスタッフがおり、各地を担当しています。基本的に家から仕事場に行って、家に帰ってくるフルリモートスタイルです。

「会社都合でエリアを決めて、単身赴任のような形で業務にあたってもらうことはありません。転勤、定住は自分都合。気に入った土地だったら定住すればいいし、介護や子育てなどでライフスタイルを変える必要があれば、希望に合わせたエリアと働き方を一緒に考えます」と細谷さん。
パートタイマー以外はボーナスと社会保険があり、スタッフからの要望を受けて各種手当を用意、また半期ごとに従業員と未来の働き方について相談する時間を設けるなど、柔軟に働きやすい環境作りを行っています。

そして、そのような働き方を可能にするのは、ジョインの社員1人1人が「牛のためを思うスペシャリスト」だからです。

入社後1ヶ月間は紋別にある宿舎を拠点に、近隣農家さんを先輩と周り技術を学ぶ実地研修を行います。殺虫剤散布が一人でできるようになったら、担当地域を決めて、独り立ちします。
とはいえ『牛が逃げ出した!』などの想定外のトラブルが起こる可能性もあるため、まずは先輩が担当している地区を一緒に担当しながら、様々な業務の経験を積み重ねていきます。

▲契約している農家さんを2週間に一度訪れます。殺虫剤を散布し、次の散布日程を調整するのが基本的な流れです。

「一つとして同じ農場は無いので、習ったやり方が通用しないことも多々あります。そのため、自分で考え、行動する姿勢が重要です。
ジョインは全員が『牛のためになるか』を考え続けるスペシャリスト。その姿勢は必ず農家さんにも伝わります」と細谷さんは語ります。

社員1人1人がもつプロ意識が、「牛がいればどこでもできる仕事」を支えているのです。

▲ジョインが目指すのは「剛く(つよく)、柔軟な鋼のような会社」です。

地域の豊かさを求める人が、ジョインの活力になる

「一緒に未来を創る仲間が必要です」と真剣な眼差しの細谷さん。

「牛が好き、一次産業に関わりたいという方はもちろんのこと、『北海道で暮らしてみたい方や、地域で挑戦をしたい方』も歓迎しています。この仕事の特徴の1つは、牛がいればどこでも出来ることです。

『北海道で暮らしてみたいけど、仕事が無いから踏み出せない。地方で新しい挑戦がしたいけど、当面の収入源が不安だ』そういう方の挑戦を、ジョインなら応援できるんじゃないかと考えています」。
そのため、正社員(フルタイム)にこだわらず、時短正社員(週30時間以上)、契約社員(フルタイム)、パートタイムなど様々な働き方を用意しているそうです。

ジョインの働き方はこちらから

https://www.join2join.co.jp/recruitment

さらに「牛がいる離島に住んで、副収入的にジョインの仕事をする」という関わり方も計画しています。
「実は種子島や屋久島などの離島にも、相当な数の牛がいます。『そういう場所で、起業など自分の挑戦をしながら暮らしたいけど仕事がなく、収入的に厳しいから移住ができない』と感じている方がいたら、ジョインの仕事を覚えてもらって、副業的に行う形を作れないかなと考えています」。

地域の豊かさを求める人たちの力を借りることで、ジョインの夢も広がっていきます。

▲地域にジョインの仕事をしてれる人がいることで「牛の幸せを追求」できることが大事なのです。

さて、今回ご紹介したお仕事は、あなたがこれまで全く知らなかった業界や分野かもしれません。

「一次産業に関わりたい」という理由でも、
「北海道に住んでみたい」という理由でも、
「起業に挑戦しながら、しばらく副業的に関わりたい」という理由でも構いません。

農家さんのパートナーとして「牛の幸せを追求」する。
細谷さんの想いにあなたもジョインしながら、自分の夢を叶えてみませんか?

株式会社ジョインでは、一緒に働く仲間を募集しています

<募集内容>

https://www.join2join.co.jp/recruitment

<撮影場所 滝上町井上牧場のご紹介>

▲この日の撮影は滝上町の井上牧場さんをお借りしました。
▲ホルスタイン、ガンジー、ブラウンスイス、3種類の牛さんを飼育しています。
▲生乳を、63℃・30分、ノンホモジナイズドで丁寧に加熱殺菌したこだわりの井上牧場の牛乳は、ソフトクリームのようなまろやかな甘み。とってもおいしく、息子もたくさんおかわりしていました。
▲取材には家族でお邪魔させていただきました

この記事は2021年8月に掲載したものを再掲載しています。

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    ライター

    百目木(どめき)幸枝

    青森県八戸市出身。秋田県立大学、北海道大学院修了後、東京の研究開発ベンチャーで8年働き、2019年夫婦で退社&息子出産&北海道網走郡美幌町で農業研修開始。2022年の就農に向けて「さいこうファーム」の設立準備中。夫婦で編集執筆ユニット「再考編集室」を結成し、地域や人の豊かさを日々発信しています。
    ご興味ある方はお気軽にフォロー&ご連絡ください!

    道東暮らしを毎日更新!→https://bihoro-takumi.jimdofree.com/

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    カメラマン

    渡辺 誠舟

    1991年、神奈川県横浜市生まれ。星野リゾートでの観光業を経て、北海道の真ん中・南富良野町をベースに道内各地を縦横無尽に駆け回り、フリーランス的に活動中。夏はラフティングガイド、冬はスキーカメラマンなどのアウトドアな仕事をしながら、写真・映像の撮影やWebの文章・動画編集など、デジタルコンテンツの制作を行っている。廃校を活用したテック系Fab施設の管理人で、校長室在住。

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