オホーツクエリア
建設業

【前編】オホーツクの暮らしを支え、地図に残る仕事に挑戦する人を募集!

ただいま募集期間外

株式会社宮田建設

北海道網走郡美幌町仲町2丁目86番地

#道東ではたらくの新シリーズ 「#美幌ではたらく powered by 美幌建設業協会」を読んでいただけましたか?

人口約19000人、オホーツク地方の拠点都市である北見市から車で30分ほどにある美幌町。この町から地域の風景を作り出してきた「美幌建設業協会」が、ドット道東と共に「#美幌ではたらく powered by 美幌建設業協会」を開始し、建設業について全5回に渡り、紹介してきました。

知っているようで知らない建設業の魅力に触れ、興味をもっていただいた方もいるんじゃないでしょうか?

 今回、このプロジェクトの発起人の1人でもある宮田博行さんが代表取締役社長を務める株式会社宮田建設で、本当に「#美幌ではたらく」人を募集しています。

▲宮田さんがプロジェクトにかけた思いはこちらから

宮田建設では、建設業の他、まちづくりに関わる仕事も行っています。そこにはどのような思いが込められているのでしょうか。

前編では宮田さんに、後編では工事部土木次長の山本純一さんに宮田建設の仕事とその魅力についてお話を伺いました。

<こんなひとにおすすめ!>
・地図に残る仕事をしたい方
・ひとの役に立つことをしたい方
・交通の便がよい、ほどよい田舎で暮らしたい方
・チームで働くことが好きな方
・ものづくりが好きな方

<募集条件・職種>
正社員募集(新卒・中途採用)

職種:技術者(土木・建築)
学歴・年齢:高校卒業以上、40才未満
資格:1・2級土木施工管理技士/1・2級建築施工管理技士/1・2級建築士(いずれの資格がなくてもOKです)、普通自動車免許
勤務地:本社(北海道網走郡美幌町)
職種:営業、総務
学歴・年齢:高校卒業以上、40才未満
資格:普通自動車免許
勤務地:本社(北海道網走郡美幌町)

地域を支えるインフラ整備に興味がある方、美幌町を活性化するために頑張りたい方、会社の経営に関わりたい方、募集中です。

▼募集詳細はこちらから

http://www.kmk.co.jp/recruit.html

土木と建築でオホーツクの暮らしを支える

 「#美幌ではたらく powered by 美幌建設業協会」で紹介した土木、維持管理、建築、電気工事、設備の5業種の中で、宮田建設では土木と建築の仕事を行っていますが、仕事の9割ほどは道路・畑・河川などの土木系の仕事です。

道路の仕事は、新しい道路の建設や道路の修繕・改築を行います。道東地域は冬の寒さで道路下の地面が凍結し膨張してしまうため、どうしても道に凸凹が出来てしまいます。宮田建設は、そのような道路を走りやすく安全な状態に整えることで、オホーツクで暮らす人の交通の安全を支えています

▲北見津別線の登板車線を作った工事です。きれいな道は気持ちがいいですね。

畑の仕事は、都市部に住んでいる方には少しイメージしづらいかもしれませんが、農家が畑を使いやすく、たくさんの農作物を収穫できるように工事を行います。例えば、起伏があって作業性の悪い畑をブルドーザーなどの重機で改良したり、水はけが悪く作物に悪影響が出てしまうような畑の地下に水路を埋設して、排水性を高めたりしています。実はオホーツクは北海道で有数の農業地帯。オホーツク地域の畑を改良することは日本の食を支えることに繋がります

▲広大な畑に重機が入り、ザザーッと畑を均していく光景は北海道ならではの壮大な光景です。

 河川の仕事も地域の安全を担う大切な仕事です。近頃、全国的にも大雨に伴う河川の氾濫の問題がよくニュースに上がりますがオホーツク地域も例外ではありません。実際昨年は、玉ねぎの産地である訓子府町では、大雨と河川の氾濫により農業に大きな影響がありました。

変化する自然環境条件に合わせ、これまでの想定を越える水量になった場合も河川を氾濫させないために流量設計が見直されています。宮田建設では掘削工事を行ったり、堤防を作ったりすることで河川の安全性を守っています

▲河川工事もこの地域で暮らす人の安全や、農業のためにとても重要な仕事です。

▲土木業(道路工事)の仕事と魅力について詳しく知りたい方は、こちらも御覧ください!

残りの1割が、建物をつくる建築の仕事です。宮田建設は、美幌町のシンボルになるような様々な施設の建設に携わっています。例えばリリー山スキー場にあるロッジ、美幌みどりの村にある21世紀環境共生型住宅モデルのエコハウス、2020年に新しくできた多目的運動施設サニーセンターなど、宮田建設が携わった仕事です。さらに、2023年には美幌みどりの村内にある休憩施設を、テレワークスペースを備えた移住相談拠点施設に改修する工事も担当するそうです。

▲エコハウス建設時の様子。宿泊場所として、ものすごくおすすめです!

▲建設業の仕事と魅力についてもっと詳しく知りたい方は、こちらも御覧ください!

オホーツクの建設業ならではの魅力

地域の安全な毎日や、人々が使用する施設をつくる宮田建設の仕事。宮田さんはどのような点に魅力を感じているのでしょうか。

 「実家の家業が宮田建設だったので、小さい頃から漠然と会社を継ぐことを考えていました。学生の頃には会社でバイトもしたのですが、砂利道から舗装道路になったり、急勾配の畑が整地されて綺麗に平らになったりする様子を見て、『ものができていくっていうのは面白いな』と思っていました」

 その後、宮田さんは24歳の頃に宮田建設に入社します。入社当初、宮田建設と関係があった日本鋪道株式会社(現在の株式会社NIPPO)に出向する機会があり、東京の現場も経験したそうです。

「東京では主に道路整備工事に携わっていました。東京ドームを建てている頃で、その現場にも行かせてもらったりしてましたね。そこで2〜3年経験して美幌に戻ってきたんです。
 やっぱり東京で働くのは大変だと思いましたね。人は多いし、特に道路の仕事とかは日中はあまり出来なくて、みなさんが休んでいる夜間に行う必要があったんですよね。
 それに比べるとオホーツクは自然にも恵まれているし、夜間に仕事をすることもあまりない。ちょっとしたピクニック気分で現場に行くこともありました」

▲30年前の宮田さん、デスク上のワープロ(?)が時代を感じさせますね。

自然豊かな場所で働けるのは地方の建設会社の魅力の一つですよね。それに加えて、都市部ではなかなか経験できない地域の発展や安全に重要な影響を与える大仕事の計画があるそうです。

「オホーツクはまだ、高速道路がつながっていない状況です。それがようやく、北見、美幌、女満別空港、そして網走までつながる計画が進んでいます。この道路は農産物の運搬にも、住民の高度医療にも、観光にも大切なインフラになるはずです」と宮田さんは未来を見つめます。

 日本の多くの地域では、高速道路などのインフラの仕事は維持管理がメインですが、オホーツクではこれから先ずっと使っていく重要なインフラを新しくつくる仕事に携われる機会があります

地域の活性化に取り組むことが、会社の未来につながる

宮田さんは本業である建設業と並行して、美幌町観光物産協会の会長も務めています。一見本業と関係ないように見える町の活動に積極的に関わっている理由を伺いました。

 「美幌町はオホーツクの交通の要衝で、複数の国道や道道が通っています。空港も近いしいい位置にあるんですよね。それでも町内の観光という意味ではあまり充実していません。
 町から離れた位置にある美幌峠の道の駅は新しくなったし、知名度もあるので多くの人が来てくれています。その人たちに町の方にも立ち寄ってもらえるようにできないかなと考えているんです。
 現状では町には宿泊施設も少ないので、ゲストハウスを運営したりもしています。多くの人が町に来てもらえるようになれば、やっぱり道路整備とかも必要になりますよね。本業にもつながるんです。町が充実してこそ、建設業が必要になるんです」
 
 これから会社に入ってくる人には目の前の工事のことだけでなく、町の活性化と本業のつながりにも目を向けてもらえたら嬉しいと宮田さんは考えています。

▲美幌町観光物産協会は、津別町、大空町と協力し美幌地区三町広域観光協議会として、
オホーツクが誇る観光地、屈斜路湖を望む外輪山トレイルコースの整備にも取り組んでいます。

宮田建設の理念は「地域に必要とされる会社を目指す」です。永続的な建設事業の発展を実現するためにも、その母体となる町が充実している必要があり、その実現のために町の活性化に宮田さん自身が率先して動いています

 「地域ではたらくこと」は「その地域で暮らすこと」。自分がこれから暮らす町が持続的で魅力的な町であることは重要です。そういう意味でも会社がまちづくりに積極的に取り組んでくれるのは心強いですよね。

▲「地域に必要とされる会社を目指す」。会社の理念として刻まれています。

次代を担う人を待っています

 今回の#道東ではたらくではどのような人を求めているのでしょうか?募集する職種と人材について宮田さんに伺いました。

 「今回の募集では、工事現場を統括する現場代理人となる技術職はもちろん、営業や総務についても募集しています。会社は世代交代が必要なタイミングです。
 高校や大学の学科や学部、新卒か中途についても問いません。この仕事に興味を持ってくれる人であればぜひご連絡ください。未経験でも大丈夫です。会社も地域も未来に向けて引っ張っていく気概を持った人が来てくれると嬉しいです」。

 興味を持ってくれた人には経験問わず、ぜひ門を叩いてほしいという宮田さん。この仕事で重要なのはコミュニケーション力だと話します。
 
 仕事を計画通りに進めていくためには、工事の発注者、協力会社、現場の作業員との打ち合わせが欠かせません。さらには工事作業中に影響を受ける地域の住民や、農家さんに工事の内容やその必要性をきちんと説明することも大切です。工事に関わる人たちはもちろん、地域の方たちと理解し合うことが良い工事にとって重要だと宮田さんは考えています。

「建設業は地域の人の暮らしを支えるものづくりを行う仕事です。オホーツクでは、これから高速道路などの大規模なインフラづくりが始まります。また美幌町も観光振興に向けて様々な取り組みが始まっています。地図に刻まれ、多くの人に使ってもらうものづくりを通して一緒に地域の未来を創っていきませんか?
宮田さんは笑顔で語ります。

 地域を支えるインフラづくりに興味がある方、北海道への移住を考えている方、地域の活性化や会社の経営に関わりたい方。

株式会社宮田建設では、共に会社と地域の未来を考える次代を担う人材を求めています。 

さまざまな人の応募をお待ちしています!

<募集条件・職種>
正社員募集(新卒・中途採用)

職種:技術者(土木・建築)
学歴・年齢:高校卒業以上、40才未満
資格:1・2級土木施工管理技士/1・2級建築施工管理技士/1・2級建築士(いずれの資格がなくてもOKです)、普通自動車免許
勤務地:本社(北海道網走郡美幌町)
職種:営業、総務
学歴・年齢:高校卒業以上、40才未満
資格:普通自動車免許
勤務地:本社(北海道網走郡美幌町)

▼募集詳細はこちらから

http://www.kmk.co.jp/recruit.html

▼後編はこちらから

取材・文

吉田拓実

東京大学大学院博士課程修了、博士(農学)。 2011年より株式会社リバネスで主に科学教育事業に携わる。2019年夫婦で退社し、北海道網走郡美幌町で新規就農に向け研修を開始。2022年より「さいこうファーム」として営農開始。同時に夫婦で執筆ユニット「再考編集室」を結成し、地域や人の豊かさを日々発信しています。
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