釧路エリア
運送業

【釧路でインターンシップ!】三ッ輪運輸って何の会社?物流業界のイメージをひっくり返す広報戦略を一緒に考えよう【#道東天職活動】

ただいま募集期間外

三ッ輪運輸株式会社

北海道釧路市西港2丁目101−4

この夏、就職活動に向けて釧路市とドット道東がお届けするインターンプログラム「#道東天職活動」。

学生のみなさんに、まだ知らない仕事の世界や裏側があるかもしれない、ということを一つでも多く見つけてもらいたく、釧路に本社がある企業や業界を学ぶことができるインターンシップをご用意しました。
今回インターンシップを実施するのは、釧路市に本社を置く3社。
釧路にゆかりがなくても、この夏、3日間のインターンシップを通して新たな自分自身を発見してみませんか?

3社目は、釧路を拠点に物流を通して世界とつながる企業・三ッ輪運輸株式会社。
物流のお仕事やインターンシップの紹介をします。
今回は総務部理事部長の岩川政広さん、総務部人事課課長の鈴木聖一さん、総務部人事課課長代理の小林美奈子さんに、じっくりお話を伺いました。

海・陸・空の総合輸送会社

 三ッ輪運輸はどんなことをしている会社なのか、よく分からないという学生さんも多いのではないでしょうか。「運輸」と付いているのでトラックの運転手さんなどと間違えられやすいのですが、私たちは「海・陸・空の総合輸送会社」と当社を表現しています。物を作ったり加工・販売したりするのではなく、お客さまから貨物をオーダーいただいて、さまざまな目的地へと運んでいきます。

総務部理事部長の岩川さん
総務部人事課課長の鈴木さん
総務部人事課課長代理の小林さん

創立は1931年6月。
2021年に90周年を迎え、現在は100周年を目指して取り組んでいるところです。従業員は全国に380名ほどおりまして、うち160名ほどが釧路で勤務しています。

海・陸・空と言いましたが、メインの業務は海での輸送です。創業時も、釧路港を拠点にした物流から業務が始まっています。
釧路は水産・石炭・製紙の3大基幹産業がありますが、今は国際貿易流通港として海外との貿易が盛ん。海外の船ともやり取りしながら、釧路港を窓口とした物流を担っています。
そのほか、陸送を行う「三ッ輪物流」や、全日空の代理店として釧路空港・女満別空港で業務を行う「三ッ輪エアーサービス」など、関連会社とも協力をしながら様々なものの輸送に携わっています。
三ッ輪グループ全体では1,000人ほどの人数になりますが、関連会社以外にも協力会社もたくさんあります。社員のご家族なども考えると、釧路で相当な数の人と関わりながら、三ッ輪運輸は成り立っています。

釧路港から地域を支える

三ッ輪運輸が拠点とする釧路港は、24時間稼働するひがし北海道の重要拠点

海での物流に携わるといっても、その範囲は様々です。

例えば、運ばれてきた貨物を船から引き揚げ、保管・出荷まで取り扱う場合。もしくは引き揚げだけのこともあれば、倉庫に貨物を保管するだけのことも。数は少ないですが、船の手配まで当社でやるという場合もあります。一概に「ここまでがうちの仕事です」とは言えず、お客さまのご依頼によって、やれる範囲でどこまでも携わっていくことになります。
港運送事業だけでなく、倉庫業、貨物事業も業務の範囲ですから、様々な荷物を受け入れ、保管し、運ぶ。それも海・陸・空という多様なルートを使って、全国・世界中とやり取りしていく、ダイナミックな仕事です。

ひがし北海道の物流において、釧路港の役割は大きい

「釧路港はなぜ栄えているの?」と、以前インターンシップに参加された学生から質問をいただきました。

北海道には、重要港と呼ばれる港が10港あります。貨物の取扱量が最も多いのは苫小牧港で、50%以上を占めています。2番が函館、3番が室蘭、4番が釧路です。ですが、北海道を東西に分けると釧路以外の主要なところは北海道の西側にあるのです。釧路を含む道東エリアは、酪農や農産物が盛ん。海外からの飼料原料を多く輸入してくる上でも、生産された牛乳を配送する上でも、釧路港は重要な拠点となっているのです。
当社へ入社される中で、最も割合が多いのは地元釧路の大学生。釧路で働く社員全体を見渡しても、釧路管内の出身が9割ほどになります。先輩が働いているから心強い、入りやすいという声もありますが、一番はこうした地域貢献の部分に魅力を感じていただいています。

ワークライフバランスが保てる環境

三ッ輪運輸の組織については、大きく管理部門・営業部門・現業部門の3つに分かれています。管理部門は社内全体に関する業務、つまり従業員と接する機会が多いです。営業部門はお客様に対して、営業活動をする部門。現業部門は実際に作業する部門になります。

三ッ輪運輸のオフィスは明るく、社員の皆さんのデスクにはそれぞれの個性が光ります。
釧路港に出入りする船を監視するモニター。世界中から船がやってきます。

大きな流れとしては、営業がお客様からオーダーを受けて、その後現業部の事務職が、現場の作業員に作業の指示をします。営業所は釧路以外に12店舗あり、お客さまの窓口や貨物の配車業務を行っています。出勤時間は8時半から16時半が基本。早い時間に帰れてワークライフバランスを保てるのが特徴です。
時代に合った内容にしようと、最近当社のウェブサイトをリニューアルしました。過去は三ッ輪運輸の業務内容の説明がメインだったのですが、加えて社員が一日をどう過ごしているのかが分かるようになっています。こちらのページも合わせてご覧いただけたらと思います。

社会を支える物流の仕事

先ほど多岐に渡って物流を担っているとお話しましたが、サプライチェーン(商品や製品が消費者の手元に届くまでの流れ)の全部ではなく、私たちはそのうちの一部分でしかありません。
それでも、その一部分が欠けてしまうと荷物は届きません。社会全体で見ても、同じことが言えると思います。例えば、海外から家畜の餌がくる。それを私たちが港で揚げて、保管して、飼料配合工場に届ける。配合飼料が酪農家に渡り、牛が食べて、牛乳ができる。牛乳ができれば、今度は私たちがその牛乳を運ぶ。

国際バルク戦略港湾に選ばれている釧路港は、大型船の入港が可能

原料を運び入れ、できたものを運び出す。これは酪農でも農作物でも紙でも同じことですが、ものが届くまでの大切な2つの工程を担っているということです。どちらが欠けても社会は成り立ちません。スーパーへ行けば牛乳が普通に売っていて、なかなか品切れになることはないと思いますが、どこかが欠けるとスーパーに牛乳は届かない。皆さんが自然と買っているものも、そういうサプライチェーンの上にあるものです。

仕事を始めたばかりのときは、なかなか担当業務のことしか見えないものですが、こうした全体像が見えてくると自分たちの役割を実感できるはず。今やっている仕事が何に貢献しているのか、何に繋がっているのかというのを考えると、すごくやりがいを持てる仕事ではないかと思います。

「ふすま」は和室のアレじゃなかった

続いて、現業部第一事業所に所属している村上未奈さんにもお話を伺いました。

就職活動では銀行や郵便局、事務の仕事など、いろいろな会社の説明会に参加しました。その中で三ッ輪運輸には、物流という人と人、企業と企業をつなぐ役割を担っているところに魅力を感じました。入社前に訪問したとき、社内の雰囲気の良さを感じたのも決め手に。親元を離れたくなかったのと、生まれ育った釧路に貢献したいという気持ちもあったので、地元で勤務することができ良かったと感じています。

私が所属する現業部の役割は、営業がお受けしたお客さまからの依頼を、現場の人に伝えるというもの。例えば「肥料の荷造り依頼」などもその一つです。当社の倉庫には梱包されていない状態の肥料が保管されていますが、「500キロ×10本の形に梱包してください」などと依頼が来ます。営業さんからその注文を受け、現場へと「10本の依頼が来たので、何日までに詰めてください」と伝えるのが私の役割です。

釧路港には肥料だけではなく、飼料や砂糖などもサイロ・倉庫に保管されています

肥料や飼料はたくさんの種類があるのですが、最初はそれを覚えるのが大変でした。「ふすま」という飼料があるのですが、初めて聞いたときは和室にあるものを思い浮かべてしまったり(笑)。同じ飼料でも産地の違いなどがあるため、何十種類とあるものを、実際に扱いながら覚えていきました。
依頼が来て期日通りに納品できた時は、「よかった〜」とホッとします。私もヘルメットをかぶって現場を見に行くことがあるのですが、そのときに自分が指示した通り進んでいるのを見るのも、やりがいにもつながりますね。

「物流」は分かりづらい業界だと思うのですが、私は人と人をつなぐ役割だと思っています。どんどんつないでいって目的地に到着するわけですが、その間を自分が担っているんだと思うと、重要な役割なんだと感じますね。農家さんが実際に私が手配した肥料を使っている姿を目にしたときなども、やりがいを感じて嬉しくなります。 

店頭の商品も、人の手がつないだもの

最初の1年は覚えて失敗しての繰り返しだったのですが、3年目になった今では一人でできる仕事が増えました。今はまだ無駄な作業も多いので、スムーズに効率よく進められるようにしたいですね。
もっと現場の人とコミュニケーションをとったり、自分の目で現場を見たりして、聞いてるだけではわからないことの理解を深めたいと思っています。機械のことや、飼料や肥料も聞くだけではなかなか分かりません。実際に色や形を見ることで「これってこういうことだったんだ!」と、点と点がつながることも多いです。

釧路市は海に接しているまちですが、会社に入るまでは港にある船がどこから来ているのか?何を運んでいるのか?といったことは知りませんでした。三ッ輪のトラックも目にしていましたが何を運んでいるかも分からず、ネット通販のものかな?というくらい(笑)。まさか石炭や肥料までも運んでいるなんて…と知って驚きました。以前は、店頭に並ぶ商品を見ても、「売られているものを買う」という感覚しかありませんでしたが、今ではたくさんの人がつないできて、自分の手に入るのだなと感じています。

こうした物流のことに興味を持っている方、もしくは少しでも知りたいなと思った方が、インターンに参加していただけたら嬉しいですね私自身も当日参加してお話しさせていただくので「こんなこともやってるんだな」と自分の仕事に興味を持ってもらえたらと思っています。

三ッ輪運輸でのインターンシップ

3日間のインターンプログラムは、「基本を知ってもらうこと」「現場を見てもらうこと」「情報交換をすること」「素敵な大人に出会うこと」を意識して作りました。
最終日の3日目は、他社に参加している企業、学生、そして釧路で楽しく暮らす大人に出会うことができる時間を設けています。就職活動のスタートを気持ちよく切ろう!

【1日目】
まずは、運輸業界や三ッ輪運輸での仕事について学ぶ、インプットの時間を設けます。
釧路港内の現場を見学することもでき、現場での動きや役割について学びます。
また、実際に働かれている社員の方々との座談会も設けます。

【2日目】
1日目で得たことをもとに、業界や企業のPR方法を考えるワークを行います。
また、2日間の学びを通して得たものを発表するための発表資料の準備も行います。
ドット道東のメンバーもフォローに入りながら、自分自身の言葉で発表できるように資料を制作していきます。

【3日目】
いよいよ最終日は合同発表。
他の2社でインターンシップを経験した仲間とともに、企業の方々や関係者の方々に向けて、自分たちの成果を伝え、フィードバックをもらう時間を設けます。
また、大学生の先輩や釧路市の職員の方々も参加予定。
就職活動についてのアドバイスや、釧路で働くことについてのお話しなども、交流会で得ることができます。

応募フォーム・インターンシップ詳細

開催日時:2022年8月23日〜25日
実施場所:三ッ輪運輸株式会社 西港ビル
応募締め切り:2022年7月8日23時59分
応募フォーム:https://forms.gle/VhtSQ8fkuvU9vnVb9
備考:交通費支給(3000円/1日)、1日目と2日目の昼食は支給されます。宿泊費支給(5000円/1泊)

「物流」や「運輸」の世界をもっと知りたい!PRしたい!というアツい気持ちを持った皆さんからのご応募、お待ちしております!

コピーライター

荒水 悠太

コピーライター。1991年生まれ。
出身は神奈川。3歳から北海道。
札幌市→北見市→釧路市と道東をへて、
現在はふただび札幌市在住。

伝えたいことを伝わりやすく。

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