釧路エリア
建設業

【釧路でインターンシップ!】建設業界の「3K」を払拭!太平洋設備の1日広報部長になりませんか?【#道東天職活動】

ただいま募集期間外

太平洋設備株式会社

北海道釧路市春採5丁目16番17号

この夏、就職活動に向けて釧路市とドット道東がお届けするインターンプログラム「#道東天職活動」

学生のみなさんに、まだ知らない仕事の世界や裏側があるかもしれない、ということを一つでも多く見つけてもらいたく、釧路に本社がある企業や業界を学ぶことができるインターンシップをご用意しました。

今回インターンシップを実施するのは、釧路市に本社を置く3社。
釧路にゆかりがなくても、この夏、3日間のインターンシップを通して、新たな自分自身を発見してみませんか?

<こんな人におすすめ>
「地方で働くの、アリかも……?」
「釧路で働く選択肢も考えたい!」
「就活、何から始めたらいいかよくわからない」
「就職活動の情報交換がしたい」
「ローカル企業の雰囲気を感じてみたい」

2社目のインターン受け入れ企業は、太平洋設備株式会社。 病院やビルなどの空調衛生設備工事や道路に埋められている水道管の工事を主にしている太平洋設備。若手社員の育成やハラスメント研修にも積極的に取り組んでいます。

http://www.tsv.co.jp/

「とは言っても、建設業の仕事って大変そう……」
そう思ったアナタに、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。
太平洋設備で働く4名の方々に、お話を伺いました。

きちんと機械が動いて、初めて安心できる

まずは、施設事業部課長の奥山亮さんにお話を伺いました。

施設事業部課長の奥山さん。バイクでツーリングに出かけるのが趣味だそう

建築系の専門学校を卒業し、2009年から勤務しています。
北見市出身なので、もともと釧路にもこの会社にもこだわりがあった訳ではないのですが、縁があって入社しました。

私が所属しているのは施設事業部。建設業にもいろいろなものがありますが、ビルや病院、学校など施設の機械設備(水回り・冷暖房・防災設備など)に関わる仕事です。その中で現場監督の役割を行っています。

建築業の大きな流れをお話しすると、まず「こういう建物を建てたい」という依頼が建築屋さんにあります。建物には水回りとか冷暖房が必要なので、次は建築屋さんから私たちに設計の依頼をいただくのです。
私はその中で、施工の部分から担当します。「この工事内容を、この金額でお願いします」と決まった段階から受け持つということです。決まった金額に応じて予算を決めて、工事の流れを決めて、お客さまに納得してもらえる品質のものを造る。その中で安全も前提にあります。

現場監督としては、この予算・工程・品質・安全を管理するというのが基本的な役割になります。
自分で施工図を書いて、機械をどこにどうやって配置するかも決めるのですが、全部がぴったり収まったときは達成感があります。でもそれはまだ業務の半分。機械設備ですから、そこにあるからOKではなく、動いてなんぼなんですよね。
竣工の少し前に動作確認をするのですが、暖房・換気がされた、水がきちんと出た…となって初めて「ああ良かった」と安心することができますね。

助け合いの現場で、重要なコミュニケーション

新しい現場に行くときは、建築屋さんも電気屋さんも、関わるのは初めての人ばかりになります。だからコミュニケーションは大切ですね。
いろんなことに興味を持ったり、話せる話題があるといいかも知れません。初めて会った人が、仕事ができるかどうかなんて相手も分からないじゃないですか。だから趣味とかくだらない話をできる人の方が、いろんな業者さんとも仲良くなれるんじゃないかと思います。

仕事をしていたら、人間なのでどうしても小さいミスはあります。関わる人が多い分、絶対に迷惑をかけてしまう場面もある。そういうときに事前に打ち解けていたら、「すみません」で済むことも多いです。向こうから私に、という逆の立場になることもありますよ。
だから人付き合いが上手い人は、楽しそうに仕事をしていたり、現場も上手く回せていたりしますね。

私自身は当社の魅力を、「自由」だと思っています。
現場に社内の人間が自分だけということが多いので、自分のペースで仕事ができる。「用事があるから、今日は17時ぴったりで帰ろう」とか、全体の工程に支障がなければ自分で決められるのです。
建設業というと大変なイメージを持たれがちですが、今は規則も大きく変わりました。私が入社した当時より休みも増えています。今は土日に出勤したら、「なんで休んでないんですか?」と聞かれる。
建設業ではありますが、子育てしている人や、女性でも技量があれば活躍できる仕事だと思います。今は現場に外国からの実習生さんも増えていますからね。日本語があまり得意でなくてもしっかり指導して、一緒に働こうという雰囲気がある。労働環境は良くなっていると思いますよ。

社是にも「柔軟な発想」という言葉が入っており、
新しい風が吹き込みやすい社内の雰囲気が伺えます。

もともと「これがやりたい」とは思っていなかった

続いて、公私共に仲の良い、土木水道事業部主任・中原隆一さんと、土木水道事業部・林大智さんにお話を伺いました。

─── お二人の入社のきっかけについて教えてください。

 僕は2016年の4月に入社しました。
生まれ育った十勝か、学校で慣れた釧路のどちらかで就職したいと担任の先生に相談したところ、「太平洋設備がいいぞ」と。
特に何をしたいというのがなかったこともあり、そのまま合同の企業説明会に参加しました。
他の企業では業務内容の説明が多かったのですが、太平洋設備は人間関係のことや趣味の話などもフレンドリーに話してくれました。
結局3社くらいまわった後に会場を歩いていたら声をかけられて、最終的に1時間ほどそこで雑談を…(笑)。そこから雰囲気が良い会社だなと感じて、面接を受けたという流れですね。

林さんは、ご自身が入社をするきっかけとなった入社説明会に、
今は社員の立場として立つこともあるそうです。

中原 僕は林の次の年なので、2017年の入社です。
学校が同じだった林と仲が良かったこともあり、いろいろ話を聞いて入社を決めました給与であったり、休日だったり、あとは人間関係ですね。特にそこを重要に考えていたので、人数が多いのに人間関係が良好だという話を聞いて、それが決め手になりました。
卒業した学科が僕も林も機械工学科なので、直接的なつながりはないのですが、「これがやりたい」というものがなかったので、総合的に考えて決めたというところですね。

学生時代から仲が良かった林さんから太平洋設備への入社を決めた中原さん


─── お仕事の内容について教えてください。

中原 
僕は水道工事の現場代理人(現場監督)を主に担当しています。
水道工事と言っても家の中の水道ではなく、道路の下を通っている本管工事です。一昨年から現場を持ち始めたのですが、基本的には同じ作業のルーティーンが続きます。朝現場に入って、穴を掘って、管を入れて、埋めて…。その繰り返しを数カ月繰り返して、古い管と新しい管を切り替えていく。ざっくり言うとそんな感じです。

 僕も元々は中原と同じ現場代理人だったのですが、昨年度から設計積算という役割になりました。現場作業が始まる前の見積りや、終わった後に竣工図という図面を描いたりする仕事です。あと数はそこまで多くありませんが、自分でどこに管を入れるか、どこを掘って、どういう部材で…と設計を考えることもあります。

水道事業部が受け持つ現場の様子。大規模な機械を使ったり、たくさんの人が動く現場。その迫力に圧倒されます……!

人がいる限り、一生続けられる仕事

太平洋設備のロゴが入ったヘルメット。現場の皆さんはこれを被り、安全に気をつけながら作業をしています。


─── 仕事のやりがいについて教えてください。

中原 2年目に部署に配属して間もないころ、新しい水道管を入れるための調査の現場を任されたことがあります。
当時、僕は右も左もわからない状態。入ったばっかりで上司の名前すら覚えていなかったので、どうすればいいのと途方にくれました。
それでもなんとか上手くいって、最後に依頼をいただいた役所の人に褒められたときは、思わずうるっときましたね。それはすごく嬉しかったです。

 部署を異動してまだ1年ちょっとなので何とも言えないのですが…内勤になったことで、数字を見て金額を打ち込んだりするのが自分には合っているな、面白いなと感じるようになりました。
図面を描く場合も、竣工図よりも設計で図面描いていくほうが楽しい。竣工図は決まったものを描き起こしていくという作業ですが、設計は一から自分で描くことになります。これでは辻褄が合わないとか、じゃあこれを直そうとか、そういうのが面白いなと思うので、だから部署を異動させてもらえて良かったなと感じています。


─── お二人が考える、会社の魅力について教えてください。

 就活をするときに、「なにをしたい」と具体的にある人ばかりではないと思います。ただ地元に就職したいとか、休みが取れる、お金が良い、人間関係がいい…そういう選び方もあると思います。
建設業ではありますが、太平洋設備はそれに当てはまる会社です。福利厚生も整っているし、休日も年間120日以上。釧路の中では給与も平均以上だと感じます。
自分自身がまさにそうでしたが、フワッとした希望で就活している人には、おすすめできる会社だと思いますね。あとはインフラを扱う仕事なので、安定を求めてという人にも良いのではないでしょうか。

中原 釧路市内で更新が必要な古い水道管の長さを繋げると、どれくらいになると思いますか?
2012年のデータなのですが、答えは釧路から占冠くらいまでの距離になります。

釧路市から占冠村までの距離。その長さ、200km超え……!

水道工事の現場は大きいものでも数百メートルの規模。それを数カ月かけて行う訳ですから、ずっとやっていても仕事がなくなることはありません。
高度経済成長の時に水道管は一気に増えましたが、古いものは50年ほどで更新が必要と言われます。人がいる限り、一生続けられる仕事だという安心感はありますね。
社内も働きやすい環境なので、「ここじゃなきゃ」というのがない人にはおすすめしたいですね。僕も林に声をかけてもらえて良かったと感じています。

林 それはよかった(笑)

対価があるから、社員は働いてくれる

最後に、管理部部長の中村峰昭さんにもお話を聞きました。

私は今年で入社23年目になりますが、人事に関わるようになってからは17年くらい経ちますかね。
私のいる管理部というのは総務や財務の仕事も含まれるので、幅広い部分に携わっています。

建設業界は、いわゆる3K(キツい・汚い・危険)のイメージが払拭できていない業界だと思います。
私が企業説明会に出始めたころは、参加される企業すら少なかったし、年配の方が担当していることも多かった。それを変えていきたいと思って、目に止めてもらうにはどうしたらいいかを考えたり、もっと露出を増やそう、HPも新しくしよう…と試行錯誤を繰り返してきました。
段々とそういう整備を積み重ねて、少しずつ会社のことを分かってもらえるようになってきたかなと感じています。その中で、先ほど取材をしていただいた林くんと、説明会で1時間話し込むということもありましたね(笑)。

ここ数年では、働きやすい環境作りにも力を入れています。
もともと建設業は週休二日制になるのも遅かった。ですが今は完全に土日休みになるように整備できました。
地域に根ざして仕事にやりがいを感じられたとしても、それに伴う対価が得られない限り働いてはくれないだろうという考えがあるんですよね。
ですから、少なくとも入社してから3年間は休みをちゃんと取らせよう、定時で帰そうというのを数年前から取り組んできました。

「挑戦の襷」というスローガンを掲げ、100年企業への決意を新たに

今、当社では「挑戦の襷」というスローガンを掲げています。
創業50年に合わせて作られたものですが、これからの50年に向かう上ではチャレンジしていかないと、企業としても人としてもダメだろうと考えられました。
なにかあった時にはそこに立ち返る、行動指針にもなっています。

人間は、すべての職業に適性がある

本来であれば仕事に興味を持って、学校で学んで来てくれればいいのですが、建設業ではなかなかそれが難しい。
ですから私は仕事そのものよりも、うちに入ったからビジネスマン・社会人として共に成長していけるんだよというのを感じてほしいと思っているんですよね。うちに入ったからこれだけ成長できているという感覚と、運良くやっている仕事がマッチすればいいなと。
本当は夢をもって建設業をやりたい!というのが理想的ですが、思い描いていたものとギャップがあった時には、離れたくなってしまう可能性も高いものです。

当社に新卒だけでなく中途の方も入りたいと思っていただけてるのは、成長できる環境だということと、風通しの良さが大きいと思います。
社員が提案することは、上層部の方たちも柔軟に聞いてくれる。そして正しかったらやってみようと言ってもらえる環境があります。
施設事業部の奥山課長は、採用面接のときに「社長になる」と宣言をして私たちを驚かせました。でもその失敗を恐れずチャレンジする姿勢が評価をされて、最も早く課長に就任することに。奥山がなる前は私が最速だったんですけどね(笑)。

私は、人間の中に“適性”というのは全ての職業にあって、それを1年でできるようになるのか、5年経ってすごくできるようになるのか…人によって年数が違うだけだと思っています。
逆にいうと、だからこそ挑戦する姿勢が大切だし、それを受け入れる会社でありたい。こういう考え方や雰囲気を見てもらって、ぜひ当社に興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

太平洋設備でのインターンシップ

3日間のインターンプログラムは、「基本を知ってもらうこと」「現場を見てもらうこと」「情報交換をすること」「素敵な大人に出会うこと」を意識して作りました。
最終日の3日目は、他社に参加している企業、学生、そして釧路で楽しく暮らす大人に出会うことができる時間を設けています。就職活動のスタートを気持ちよく切ろう!

【1日目】
まずは、設備業界や、太平洋設備での仕事について学ぶ、インプットの時間を設けます。
運が良ければ実際の現場を見学することもでき、現場での動きや役割について学びます。

【2日目】
1日目で得たことをもとに、業界や企業のPR方法を考えるワークを行います。
また、2日間の学びを通して得たものを発表するための発表資料の準備も行います。
ドット道東のメンバーもフォローに入りながら、自分自身の言葉で発表できるように資料を制作していきます。

【3日目】
いよいよ最終日は合同発表。
他の2社でインターンシップを経験した仲間とともに、企業の方々や関係者の方々に向けて、自分たちの成果を伝え、フィードバックをもらう時間を設けます。
また、大学生の先輩や釧路市の職員の方々も参加予定。
就職活動についてのアドバイスや、釧路で働くことについてのお話しなども、交流会で得ることができます。

応募フォーム・インターンシップ詳細

インターンシップへの応募フォームと詳細はこちら。

開催日時:2022年8月23日〜25日
実施場所:太平洋設備株式会社
応募締め切り:2022年7月8日23:59まで
応募フォーム:https://forms.gle/VhtSQ8fkuvU9vnVb9
備考:1日目と2日目の昼食は支給されます。会社までの交通費、インターンシップ期間中の滞在費は実費負担となります。

この記事を読んで、建設業界や太平洋設備への興味を持ったアナタ。
「3K」のイメージを払拭したいという皆さんからのご応募、お待ちしております!

コピーライター

荒水 悠太

コピーライター。1991年生まれ。
出身は神奈川。3歳から北海道。
札幌市→北見市→釧路市と道東をへて、
現在はふただび札幌市在住。

伝えたいことを伝わりやすく。

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