十勝エリア
ディレクター

町民が誇りに思う町ヘ。道の駅×ドット道東でつくる士幌のストーリーブックプロジェクトはじまります【インターン募集】

ただいま募集期間外

株式会社at LOCAL

北海道河東郡士幌町字士幌東4線173

※こちらの募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!

ドット道東では、パートナーである道東の事業者さんの新たな挑戦をサポートするべく、求人募集「#道東ではたらく」をスタートしました!

今回募集するのは、十勝にある士幌町で『日本一、町民に必要とされる道の駅』を目指す株式会社at LOCALのインターンです。

日本一、町民に必要とされる道の駅って?

道の駅と言えば、地域の観光拠点として外から人を呼ぶための施設・・・というイメージが強いのではないでしょうか。

今回、インターン生を募集する株式会社at LOCALが目指す道の駅は『日本一、〝町民〟に必要とされる道の駅』。2017年4月に移転リニューアルオープンした士幌町の道の駅『ピア21しほろ』は、一貫してその姿勢を貫きながらも、年間来場者数40万人、物販売上高は年間2億3千万円と観光の拠点としてもしっかりと役割を果たしています。

店内にはいると、ところ狭しと並べられた野菜や加工品がズラリ。手書きのPOPからは『士幌』という文字が、これでもかというくらいに目に飛び込んできます。

日本全国の某大手コンビニチェーンのフライドポテトがこの士幌町で作られている・・・というくらい、じゃがいもの生産が盛んな士幌町。ピア21しほろに来たら、必ず食べて欲しいのが『カフェ寛一』で味わえるフライドポテトです。

道の駅リニューアルオープンに伴って、町内にある工場と商品開発したフライドポテトは、大きさや太さにこだわり、通常は油ぎれがよくなるように作るところを、油がよく染みるように作られているそう。いい油を頻度高く交換することで、『油がおいしいポテト』になっています。噛めばザクッ……そしてフワッ……と油が染み出すのですが、まったく油っこさを感じさせずポテトの甘さと絶妙なハーモニーを醸し出すのです……は!すみません、ついつい熱弁しすぎてしまいました。

そんな名産のじゃがいもと対をなす名産が『しほろ牛』。なんと、肉牛の飼育頭数が日本一と言われている士幌町。しほろ牛は、綺麗な空気をいっぱい吸いながら育ったホルスタイン種で、脂肪分が少なく、とても柔らかでジューシーな赤身が特徴のお肉です。

そんな『しほろ牛』をメインに楽しめるレストランが『にじいろ食堂』。

町民から名前を募集して決めたというレストランの名前は、ピア21しほろが建つ国道241号線道路から由来されたそうです。

そのほかにも、オープン前から町民と一緒につくった士幌町らしさを集めた『あいうえお表』がキッズスペースに飾られているなど、道の駅の中にはいたるところに、〝町の人〟の存在が感じられます。

at LOCALの社長・堀田悠希さんてどんな人?

そんな温かな道の駅をつくっているのが、株式会社at LOCALの社長・堀田悠希さんです。

堀田さんは十勝の中札内村に生まれ、士幌町の農家に生まれた旦那さんである隆一さんと結婚し士幌町にきました。

隆一さんで4代目となる家業の農家を夫婦で継ぎ、先代から続くカブの生産を主軸として、隆一さんと悠希さんの代からはパクチーやヤングコーン、ハーブなどレストラン向けの多品種少量生産にも新たに取り組み始めました。

また、十勝管内の農業関係者の女性ネットワーク「農と暮らしの委員会」を立ち上げ、トークイベントやマルシェを開催するなど、女性農業者が生き生きと働くための活動も精力的に続けてきました。

『夢想農園』という屋号でファーマーズマーケットやイベントにも出店し、大規模生産農家でありながらも、お客様ひとりひとりと向き合い、農場や士幌町の魅力を伝えることを積み重ねてきた堀田さん夫妻。今ではファンの方々に市場で指名買いしていただけることも増えましたが、そこに至るまでには、農業の魅力を伝え続けてきたひたむきな姿勢がありました。

士幌町のいち農家だった堀田さんが、なぜ道の駅の運営をすることになったのでしょうか。

そこには、心から士幌町を想う堀田さんの姿と、それを応援するまわりの人の存在がありました。

堀田さん 道の駅がリニューアルオープンすることになったとき、健全な経営を目指して、物販や飲食の経営を第三セクタではなくて民間企業に任せようということになったんです。でも当時の士幌町には、それを担える民間企業が存在していなくて、「このままでは、町外の企業が運営することになってしまう」と危機感を抱いたんです。それから、一念発起して会社を立ち上げ、道の駅の運営に手を挙げました

堀田さんの決意が形になるまでには、様々な方の後押しがありました。社員・パートさん合わせて20名にもなる農場の経営は夫である隆一さんと家族が。そして、堀田さんが吹かせる新しい風に希望を託し、任せてくれた士幌町役場や商工会のみなさんの存在がありました。

堀田さん at LOCALは、創業の当時から「日本一町民に必要とされる企業でありたい」をスローガンに掲げています。私を受け入れてくれた士幌町に、恩返しがしたいという気持ちで立ち上げた会社なんです」

そのスローガンの通り、道の駅の運営を主軸として、士幌町の特産品を使った商品開発や、地元高校への出張授業、講演会などを通して士幌町の魅力を切り取り、伝える活動に取り組む堀田さん。

その根っこには、「士幌町を今よりもっとよくしたい」「士幌町に住む人に士幌町を誇りに思ってもらいたい」という想いがあります。

道の駅の売り場に立つ堀田さんを見ていると、次々と訪れる士幌町の人たちと世間話が始まり、欠品が目立つ棚をササッと補充し……かと思ったら今度はソフトクリームの売り場に立っている……。

道の駅に関わる町民からの堀田さんへの信頼の秘密が、彼女を見ているとわかる気がします。堀田さんの町への思いや立ち振る舞いを近くで見ているだけでも、地域とつながるとはどんなことなのか、を感じることができるはずです。

堀田さんの右腕インターンになって、町民にもっと士幌町の魅力を知ってもらおう!

今回、堀田さんの右腕となってインターン生の方に取り組んでいただくのは・・・

『士幌町のディープな魅力が詰まった町民広報誌をつくろう!』プロジェクトです。今回のプロジェクトにかける想いを堀田さんはこう語っています。

堀田さん この町で会社を起こし気づいたことは、町民のみなさんにも知られていない士幌町の魅力がたくさんあるということでした。私たちat LOCALや、初めてこの町にくるインターン生たちが魅力に感じるところを切り取りとった情報誌(町民広報誌)を作ることで、町民のみなさんにディープな士幌町の魅力を感じてもらい、今まで行ったことがないお店や施設に足を運んでもらえるようなプロジェクトにしていきたいと思っています。

士幌町の玄関口となる『ピア21しほろ』を起点に、士幌町の街中やおもしろい人にも会いに行ってもらいたい。そして、外の人だけではなく、町民にこそそのおもしろさを感じてほしいという願いが込もったプロジェクトです。

今回募集するインターン生のみなさんには、堀田さんの右腕となって、この町民広報誌の制作指揮をとっていただきます。もちろん、ドット道東も一緒に制作に携わります!!

<このプロジェクトで取り組んでいただくこと>
・at LOCALや町民のみなさんと一緒に、町民との触れ合いやインタビューを通して士幌町の魅力を掘り起こし、町民も知らないディープな士幌町を一冊にまとめた冊子をつくります。
・ その制作過程もSNSなどで発信し、士幌町の新たな取り組みを町内外に発信します。
・ 制作サポートはドット道東。インターンとして参加する方には、企画から取材、記事制作まで幅広く関わっていただきます。
・ 冊子に登場したみなさんが主役となる、発行記念イベントを企画し実施します。
・ 道の駅を起点として、士幌町のさまざまな人や場所に会いに行ってもらえる仕組みを考え実行します。

このプロジェクトで大切なのことは、冊子をつくる町民のみなさんや自分自身が、『士幌町を楽しみながらつくること』。その様子を発信するだけでも、「あ、士幌町ってなんだか楽しそう」って思う人が増えるはずです。地域に根ざして活動する堀田さんの近くで、まちづくりや町の魅力を伝える仕事をしてみませんか?

<こんな方にオススメです>
・まちづくりに興味がある
・ 町の人が町のことを誇れる取り組みに興味がある
・ 生産者さんの魅力を伝えたい!
・ 地域や生産者さんの魅力を伝える商品開発にチャレンジしてみたい!
・ ドット道東と一緒に本を作りたい!
・ 将来は地方に住んでみたいと思っている

条件と応募方法

採用にあたっての諸条件や注意事項をお伝えいたします。

<勤務条件>
・ 週3日8時間程度の勤務ができる方(分散可、増減する可能性もあります)
・ 月5万円の活動支援金をお支払いします
・ 住宅、車の補助はありますが、自家用車がある方歓迎です
・ 道の駅の通常業務(接客や陳列など)も行なっていただきます
・ 昼食のまかないがつきます
・ 活動中は決められたレポートを提出していただきます

※こちらの募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!以下より、道東のイマがわかるメルマガ「.NEWS LETTER」のご登録ができます。今後もこのような情報をお届けしますので、ぜひご登録ください↓

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Photo by 土田凌、at LOCAL提供ほか

フォトグラファー

土田凌

1992年、千葉県柏市生まれ。人材広告会社を退職後、フリーランスとして活動。雑誌や広告、記事の撮影をメインに行っている。

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