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【長期実践型インターンシップ】【北海道・芽室町】みんなの「やりたい」が集まる商店街づくりの第一歩。老若男女が集う街中の“拠点”づくりを担うインターンを募集!【#道東天職活動】

募集中  - 


地方の駅前商店街のシャッターが軒並み閉まっている――。

これは地方におけるよくある風景の一つです。しかし、商店街のシャッターが閉まっているからといって、暮らしが成り立たないわけではありません。車社会が生んだ大型ショッピングモールや、品ぞろえの良いスーパーが暮らしの基盤をつくり、郊外で暮らしていても生活には困らない。とくに北海道・十勝では、豊かな自然に囲まれながらも、車で10分も走れば日用品が買える便利な暮らしをしている人が数多くいます。

でもやっぱり、顔なじみのある人たちと会話を楽しみながら買い物ができる、思い入れのある環境をつくっていきたい。
街中の商店街に、一人一人の「やりたい」「実現したい」を詰め込んだお店が集まっていたら。

十勝エリアの芽室町では、「自分たちの暮らしを自分たちで楽しくしていこう」という志のもとに集まった20~30代を中心とした町民によって「Memuro Unite Project(芽室 ユナイト プロジェクト)」という新たな取り組みが進んでいます。集まった有志たちの属性が、商工事業者、農業者、役場職員、地元民、移住者と多様なことも、このプロジェクトの特徴の一つです。この場所では一体どんなことができるのでしょうか。

代表の川上徹さん(写真中央)、インターン生の受け入れを担当する中島華子さん(写真左)、出店希望者への対応などの営業業務を担当する及川雅敦(写真右)さんに、芽室ユナイトの事業内容や今回のインターン募集の経緯について、お話をお聞きしました。

「自分だったらどんなことができるかな?」と想像しながら読んでみてください。

川上徹(かわかみとおる)さん
芽室ユナイトベース代表/有限会社めむろプラニング取締役

北海道旭川市生まれ。旭川高専を卒業後、東京で勤務。北海道で子育てしたいとの思いから、2016年に妻の故郷である芽室町に移住した。2020年からは7~9月の毎週土・日曜に「ちいさな森のマルシェ」を開催するなど、本業の傍らで芽室町が楽しくなる仕組みづくりに注力している。

中島華子(なかじまはなこ)さん
芽室町役場 生涯学習課 社会教育係 主任

友好姉妹都市のアメリカ・トレーシー市との中学生の相互派遣や、中高生が地域をリアルで多様な教材とし、地域とともに孝動し、ともに未来を創る人材育成プログラム「芽室ジモト大学」の担当として、官民の垣根を超えたさまざまな交流事業に携わっている。

及川雅敦(おいかわまさのぶ)さん
一般社団法人十勝プラス 代表理事

2018年9月に芽室町地域おこし協力隊として3年間勤務。任期中はサイクルツーリズム事業を担当した。任期が終了した2021年には探究学習や地域教育の支援事業を柱とした一般社団法人十勝プラスを創設。ゲストハウスプロジェクトのほか、同法人のメインとして「めむろ散走」など町のサイクルツーリズム事業も進めている。

本プロジェクトは、一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の「休眠預金活用等」に選定されています。

「芽室の街中に賑わいを生む“拠点”をつくりたかった」


▲芽室ユナイトプロジェクト代表の川上徹さん

――芽室ユナイトプロジェクト(以下、ユナイト)がどういった事業をしているのか、改めて教えていただけますか。

川上 芽室町内で新規開業したいと考えている方に向けた「チャレンジショップの運営」がメインの事業です。それ以外にも「イベントスペースやレンタルスペースとしての貸し出し」や「イベントの自主企画」も行っています。

――“拠点”を軸にしたさまざまな活動を行っているんですね。どういった経緯で立ち上げられたのでしょうか。

川上 最初のきっかけは、僕も所属している商工会の青年部に、芽室町役場から打診があったことでした。芽室の街中に賑わいをつくる継続的な事業に対して補助金を交付するという主旨のもので、その取り組み例の一つとして僕が主催していた「ちいさな森のマルシェ」が挙げられていて。

当時は青年部に入ったばかりでしたが、青年部の部長に背中を押してもらうかたちで、代表を務めることになりました。

▲川上さんが2020年から毎週土日に開催してきた「ちいさな森のマルシェ」。

一日限定ではなく、継続性のあるイベントを行ってほしいという要望があったので、まずは“拠点”があったほうがいいのではないかと思ったんです。

ちいさな森のマルシェを運営する中で、素敵な作り手がたくさんいることはわかっていたので、そうした“点”を街中に集めてつなげたかった。「ユナイト(一つにまとまること)」という名前にも、そうした想いが込められています。


▲芽室ユナイトプロジェクトの拠点(芽室ユナイトベース)の内観

一緒に活動しているメンバーも商工会青年部に限らず、農協青年部や役場職員、組織に所属していない有志といったさまざまな人が集まり、既存の枠に捉われないかたちで活動しています。この拠点も10年以上空き店舗になっていた場所をオーナーさんが改修。キッチンやカウンターは、芽室ユナイトのメンバーで手作りしました。

譲り受けた調理台を手作業で清掃しているときは、金物屋のメンバーが電動の工具を持ってきてくれたり、カウンターのDIYをするときは大工仕事ができるメンバーが中心となって作ってくれたりと、それぞれのできることを持ち寄ってみんなで作りあげていきました。

――これまで、どんなイベントを開催してきたのでしょうか。

川上 芽室町の特産品であるスイートコーン畑をまちなかに再現した「まちなかコーン祭り」や、町の商工会女性部の55周年を記念して開催した「昭和レトロ喫茶」、高校生と町内のカフェがコラボした「1day cafe」など、バリエーションに富んだ、沢山のイベントが生まれました。

とくに印象に残っているのは「高校生CLUB」ですね。

▲2022年の「高校生CLUB」の様子。約250名が参加する大盛況のイベントとなった。

芽室に冬のイベントがないと嘆いていた高校生が主体となって「めむクリ」というイルミネーションイベントを行うにあたって「なんか良いアイディアがないですかね」と相談を受けたので「クラブで踊れたら楽しいんじゃない?」と提案したんです。

アルコールを提供しない未成年でも楽しめるクリーンなクラブを僕達が運営すれば、高校生も入場できる。非日常な空間で大人の気分を味わってもらえたようで、うれしかったですね。

――高校生と地域の大人が話す機会があるなんて、珍しいですね!

川上 芽室町役場が実施している中高生の人材育成プログラム「芽室ジモト大学」や、近隣の白樺学園高校の「総合的な探究の時間」の授業を通じて、高校生と地域の大人がコミュニケーションを取ったり、事業所で職業体験をしたりと、芽室町民と高校生が交流する機会が増えてきています。

今回のインターンの取り組みでも、高校生と関わる企画も取り入れられたらといいなと考えています。

「世代を超えた人と人とを結ぶ、地域の“ハブ”になってほしい」

――今回のインターンは、どういった経緯で募集することになったのでしょうか。

川上 僕たちが潜在的に抱えてきた「人手不足」と「広報不足」の解消をサポートしてくれる人が欲しかったからですね。

僕を含めたメンバーはプロジェクトの主旨に賛同して集まった有志で、みんなそれぞれ本業があるので、やりたいことはたくさんあっても現場で手を動かせる人がいない状況なんです。

店舗の鍵はリモートで開けられるようになっているので、メンバーが立ち会わなくても出店者の方だけでイベントを開催できるのですが、来てくださった方々とのコミュニケーションが取れない。だから、常駐してくれる人がいるともっといろんなことができる、というのがインターン募集に至った理由の1つです。

――広報不足についてはどうでしょう?


川上 僕たちからの発信はインスタグラムをはじめとしたSNSが中心になっていて、年齢が高い方にはとくに、情報がほとんど届いていないという課題があります。紙媒体への掲載や町内会との連携などのアイディアも出ているのですが、現状では手が回っていない状態で。

幅広い世代の方が自由に出入りして楽しめる場所だとわかってもらえるような発信や活動を一緒に考えて取り組んでもらいたいなと考えています。

――インターンの方にはどのようなお仕事をお願いする予定ですか?

川上 店舗に常駐してもらい、出店者や来場者の方とのコミュニケーションを取ることを基本としつつ、まずは町の人たちと会ってどんな企画があるといいのかといった“声”を拾い上げてもらえたら。町の人たちと関わることで、「こんな人が芽室でこんな生活や活動をしているんだ!」と知り、この拠点にどんなものが揃うといいかを一緒に考えたいなと思います。

最終的には「広報業務」や「イベントの企画運営」もお任せできるとうれしいですが、勤務形態も含めて、応募してくれたインターンの方と相談しながら決めていきたいです。

【インターン生の主な活動例】
◯現状把握
・町民へのヒアリング調査
・町内の空き家の実態調査
・ユナイトメンバーの職場見学、体験
◯広報PR
・出店者の誘致&営業、出店者ケア、広報支援
・チャレンジショップの広報(現状SNSが中心だが、ヒアリングでみえてきたターゲット向けの方法を再検討)と分析
◯担い手づくり
・関係するステークホルダーに出向いて、連携の可能性を探る
・地域のイベント参加や交流など
◯にぎわいを生み出す
・「チャレンジショップに出店者と来場者を増やす」ためのユナイト拠点でのイベント企画、実施
→イベント実施の経験をもとに、コミュニティデザインにさらに多くの目線を取り入れ、実現性や新しい挑戦を盛り込んでください。

1)ユナイト出店者、来場者、町民(出来るだけ幅広い年代)へヒアリングをし、町の現在の実態と需要を知る。芽室町を知る
2)ヒアリング結果から立てた仮説を、イベントの企画・実施によって検証する
3)実行した企画の結果を分析し、更なる企画やUniteの仕掛け、仕組みの改善を図る

▲改修中の芽室ユナイトベース

ーーまだまだ始まったばかりの”これから”の事業に一から携われるイメージですね。インターンの方はどんな学びが得られそうでしょうか。

川上  ユナイトメンバーの業種や業態は幅広いので、それぞれの事業を見学してもらうことで、働き方の視野が広がるんじゃないかなと思います。

もちろんメンバー以外の町民の人たちにもどんどん会ってもらって刺激を受けてもらいつつ、最終的にはインターンの方自身が「あの子がいるからユナイトに行こう」と思ってもらえるような、町内の人と人とをつなぐ“ハブ”になってもらえたらうれしいです。

実務的なメリットで言えば、イベントの企画立案から実施までに必要な備品の洗い出しや見積もり、発注といった工程を大人たちのサポートを受けながら経験できることも魅力の一つかなと思います。

芽室の魅力は、官民を超えた“人”のつながり


▲今回のインターン受け入れを担当する中島華子さん

――ちなみに、芽室町やユナイトならではの特徴やメリットがあれば教えていただけますか。

川上 役場と町民の距離が近いことでしょうか。役場には民間のユニークな人同士を引き合わせてくれる人が多くて、そこから生まれたご縁や企画がたくさんあるんですよ。それこそ、今回のインターンの受け入れを担当してくれる中島さんもその一人です。

中島 私は教育委員会に所属していて、役場の業務として「芽室ジモト大学」という中高生の人材育成プログラムを担当しているんですよね。中高生のやりたいことの実現に向けて伴走し、芽室町の人たちと中高生をつなげるのが私の役割です。

▲芽室ジモト大学のプログラムの様子

芽室には地域の方々や中高生を含めて挑戦したい人たちが集まっているので、新たなステークホルダーとして大学生の方に参画していただけたら、芽室がもっともっと楽しくなるんじゃないかなと。役場の職員としても、個人的にも、今回のインターン事業に期待しています。


▲出店希望者への対応を担当している及川雅敦さん

及川 僕は2018年9月から芽室町の地域おこし協力隊として約2年働いた経験があって、ほかの自治体の元協力隊の方とも意見交換をよくしているのですが、「自分の町にはプレイヤーがいない」という話をよく聞きます。魅力的な人はいても、孤軍奮闘みたいな。

これまで東京や海外などを転々として2〜3年おきに拠点を変えてきましたが、芽室は全く飽きない。それは町を楽しくしていきたいと考える同世代の仲間がたくさんいるからだと思うんですよね。

もちろん自然や景観も魅力的ですよ。個人的には日高山脈の景色はすごく好きですね。新嵐山展望台からは見渡す日高山脈と十勝平野の景色は雄大で。

僕が実施しているサイクリングツアーのコースでは、必死に自転車を漕いで登った先に見える景色なので、参加してくれたお客さんは皆さんすごく感動してくれます。同行している僕自身も、あの景色を見ることで初心に返れるんですよね。

芽室の10年先をつくる“種まき”を

――最後に、今回のインターン受け入れを通じて実現したい5年後、10年後の未来について教えていただけますか。

川上 ユナイトのビジョンの中には「子どもたちのために」という文言が入っていまして、芽室の子どもたちが育っていく中で、本通りのシャッターが閉まっていたら町に愛着が持てないと思うんです。

でも、僕らが頑張ることでチャレンジショップの卒業生が街中でどんどん開業して賑やかになったら「この町で育ってよかったな」「いずれ戻ってきたいな」と思ってもらえるかもしれない。今回のインターン事業はその第一歩だと思っています。

及川 まさに”種まき”ですよね。インターンの方が芽室に来てくれることによって「芽室ってなんかおもしろそう」というイメージが学生さんの間で広がって、人がたくさん来てくれて、芽室町内での起業や就業につながって芽吹いていくかもしれない。

中島  シャッターが降りているのには何かしらの理由があって、新しいお店ができても”普通の八百屋さん”では長続きしないと思うんです。たとえば、オーダーメイドでめずらしい野菜が見られるとか、新しい付加価値のあるお店ができたら、本当の意味で街が賑わいを取り戻すことにつながる。

そういった意味でも、インターンの方の参加で、これまでにはなかった新しい視点が取り入れられることがとても楽しみです。

<求人内容詳細
条件・スケジュール
・北海道芽室町にて、基本的に住み込みで活動できる方
・普通車の運転(お持ちでない方は要相談)

【日 程】トータルで6ヶ月間のインターンを想定していますが、現地/オンラインの日程は、相談して決定
8月〜9月 現地
10月〜11月 オンラインまたは現地
12月〜2月 現地(年末年始休暇あり)
【活 動】週5日 9:00~17:00 ※相談により時間・週休日を設定
【好条件】芽室町までの往復交通費、指定の物件に無料で宿泊
【活動支援金】5万円/月✕6ヶ月分=30万円(食費実費)
コーディネート団体:一般社団法人ドット道東

対象となる人
・ショップの運営に関心のある方
・まちづくり、地域の場づくり、空き家活用に関心のある方
・地域での暮らし、仕事に関心のある方
・将来の地域との関わり方を模索したい方
・人とコミュニケーションをとることが好きな方
・何にでも挑戦する意欲のある方

事前課題(面談時にシェアいただきます)
「コミュニティデザインについてのリサーチ」町の活性化のために、コミュニティ内の人のつながり方や人流を効果的にデザイン(仕掛けづくり)しているローカルの事例を調べてください。例えば、ユナイトのような拠点運営、ローカルメディアでの発信、学びの場の提供など、その形は様々です。事例の目的やコンセプトを整理し、良い・面白いと思う点を調べてください。

要項・活動内容詳細はこちら「プロジェクトインデックス」(どちらのページからでもご応募いただけます)
https://www.project-index.jp/intern/28638

休眠預金活用等について

休眠預金活用等とは、国民が金融機関に預けたお金のうち、2009年1月1日以降の取引から10年以上取引のない預金等を「休眠預金」として民間公益活動に活用する取り組みのこと。一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)による休眠預金活用等では、資金分配団体を通じて、NPOをはじめとした民間公益活動を行う団体に、助成・出資が行われます。

一般社団法人 ドット道東では、道東エリアにおいて公益性が高い事業に取り組む組織・プロジェクトへのインターン生の派遣に助成金を活用し、プロジェクトの存続・拡大を通じて、道東エリアの活性化を目指しています。

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【長期実践型インターンシップ】【北海道・芽室町】みんなの「やりたい」が集まる商店街づくりの第一歩。老若男女が集う街中の“拠点”づくりを担うインターンを募集!【#道東天職活動】 ご応募をご希望の方は入力欄に必要事項をご記入の上、送信してください。
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