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                                                【当日レポート】2025年6月21日開催リトルドートー@札幌

2025年6月21日、札幌市にて釧路市の企業が集うトーク&交流イベント「リトルドートー in 札幌」が開催されました。
今回のサブタイトルは「釧路でインターンを体験すると見えてくることとは? 〜ローカルに飛び込む特別な夏休みを過ごそう!〜」。
会場には学生や若手社会人、企業関係者など約30名が参加し、「地域で働く」「インターンシップから地域に飛び込んでみる」ことについて語り合う時間となりました。

<リトルドートーとは?>
道内外各地で定期開催している、北海道の東側・道東のイマを伝える交流型イベントです。通常の移住イベントのようなブース形式ではなく、ドリンクや軽食を楽しみながら好きな方と会話し、ときどき自治体の方のクロストークも聞ける…といったカジュアルな交流イベントです。
道東のお仕事や暮らしの情報を知ることができたり、参加者のみなさんとのコミュニケーションを通して、道東のイマや新しい仲間と出会うことができます。
▷ 過去の開催情報はこちら
<タイムテーブル>
15:30〜 開場
16:00〜 イベント開始・ 「釧路市ってどんなところ?」
16:15〜 各企業&過去のインターン参加者による「釧路に飛び込むインターンシップ」プレゼンテーション
17:10〜 交流会
〜19:00 終了
今回のイベントは釧路市が主催。
会場に集まった参加者に向けて、「釧路市ってどんなところ?」をテーマにトークを展開してくれたのは、釧路市産業振興部商業労政課の天川祥爾さん。

実は天川さんご自身は釧路市のご出身ではありません。群馬県出身で、東京都で就職した後、結婚を機に釧路市へ移住。
そんな移住経験者である天川さんの釧路市の印象は、雄大な自然がありながらも、「そこそこ都会」。
「こんなところなら暮らしてみたい!」と好印象を抱き、釧路市に住んで5年目となりました。
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現在は子育てに奮闘しながら、釧路市に拠点を置く地元企業のサポート業務を担当しています。
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地元企業のサポートのほか、釧路市で働きたい、釧路市に移住したいけどどんな働き口があるのかわからないという方々の相談に乗ることもあるのだとか。
釧路市をはじめ、北海道、道東エリアでの就業やインターンシップに興味がある人は、ぜひお気軽に連絡してほしいとのこと!
各企業による「うちの会社のインターンシップ」PR大会!
続いては、釧路市に拠点を置く6社からのインターンシップPRの時間です。
トップバッターは三ッ輪運輸株式会社の照内亮さん。

三ッ輪運輸株式会社では、ここ数年、夏休みの期間に5日間のインターンシップを実施しています。
会社見学や社員との交流だけではなく、自分自身と向き合う自己分析も取り入れることにより、参加学生からも「就職活動に役立った!」という感想が集まっているのだそう。

参加者向けの特典の紹介もあり、その豪華さに会場がざわめく一幕もありました。
<三ッ輪運輸株式会社 インターンシップ2025年夏>
日時:8月25日(月)〜29日(金)
場所:釧路市西港および三ッ輪運輸株式会社
プログラム内容:会社説明、港湾施設見学、先輩社員との座談会、グループワーク、発表会など
続いてご登壇いただいたのは、山下コンサルタント株式会社の佐藤純さん。

山下コンサルタント株式会社は、測量をメインに、建設コンサルタントとして釧路エリアのインフラを支えてきた企業です。
4年前に中途入社した佐藤さんは、山下コンサルタント株式会社に入社してみて感じた良いところ、課題に感じたところを率直にお話ししてくれました。


「入社してからお互い『なんか違った』となってしまうことが一番怖いので、正直に話すようにしています」と参加者に語りかける姿が印象的でした。
<山下コンサルタント株式会社 インターンシップ2025年>
日時:2025年8月20日〜、うち2〜3日間
場所:山下コンサルタント株式会社
プログラム内容:会社説明、グループワーク、発表会など
3社目は釧路トヨタ自動車株式会社です。昨年度に引き続き、村田明洋さんにお越しいただきました。

釧路トヨタ自動車株式会社は、釧路市をはじめ北海道の多くの地域で必需品となる車を扱うお仕事。そんなインフラともいうべき商材を扱っているお仕事に、村田さんは誇りを感じているそうです。

プライベートではキャンプなどを通じて釧路エリアならではの自然を楽しんでいるそうです。
「この後の交流会では、皆さんが釧路の何に惹かれ、興味を持っているのかを聞かせてください!」と話してくれました。
<釧路トヨタ自動車株式会社 インターンシップ2025年>
日時:随時
場所:釧路トヨタ自動車株式会社
プログラム内容:現場見学、業務体験など
続いては、丸中釧路中央青果株式会社の斉藤和芳さんにご登壇をいただきました。

昨年度のインターンシップでの成果を反映した説明資料で、「もし釧路市公設市場や丸中釧路中央青果株式会社がなかったら?」というお話をしていただきました。

9月に開催されるインターンシップでは、「丸中釧路中央青果株式会社の情報発信を考える」という内容でワークを行うそうです。
毎年札幌圏からも参加学生がおり、このインターンをきっかけに初めて釧路エリアに来る学生も多いのだとか。
食や流通はもちろん、釧路に興味のある人にぜひ参加してほしいとの呼びかけがありました。
<丸中釧路中央青果株式会社 インターンシップ2025年>
日時:2025年9月11日〜13日
場所:丸中釧路中央青果株式会社
プログラム内容:「丸中釧路中央青果株式会社の情報発信を考える」をテーマとした提案型インターンシップ
続いては、今回初めてリトルドートーに参加する阿寒共立土建株式会社の阿部和弘さん。

釧路エリアを中心に、道路建設や河川工事などのインフラ整備のほか、かなりニッチな「磯焼け対策事業」と呼ばれる水産基盤整備まで幅広く手掛けています。
インターンシップは代表取締役社長である阿部さん自らが引率して、工事の現場に帯同できる特別なプログラムを組んでいらっしゃるそうです!
<阿寒共立土建株式会社 インターンシップ2025年>
日時:随意
場所:阿寒共立土建株式会社
プログラム内容:会社説明、工事現場見学など
最後は、一般社団法人北海道中小企業家同友会くしろ事務所から滝口由美さんにお話しいただきました。

北海道中小企業家同友会くしろ事務所では、地元企業との強いネットワークをもとに、釧路エリアに移住したい方からの就職・移住相談に乗っています。
移住希望者のさまざまなニーズを聞き取り、平成28年の9年間で46名がマッチングしているのだとか!

また、釧路エリアの老舗企業の新たな事業への挑戦や、これまでにない視点で新事業を興しているベンチャー企業の誕生についてもご紹介をいただきました。
楽しく釧路で暮らしたいなら、北海道中小企業家同友会くしろ事務所の皆さんに相談をしてみるのがいちばんの近道なのかもしれません。
釧路や道東でのインターンの話、聞かせて!
企業PRの後は、これまでに釧路や道東でインターンシップを経験した3名の20代の登壇です。
最初の登壇者は、関西の大学を卒業し、現在は札幌市内で社会人として働く鍋倉永憲さん。

2024年に芽室町を中心に道東滞在を経験し、写真撮影やレポートの執筆などを行いました。
「自らやってみたいと手を挙げて挑戦したことが、今の自分の成長につながっている」と語り、社会人になった今もその学びが活きていることを強調しました。
続いては、現在も北海道大学に通う、鈴木沙菜さんと山田璃奈さんからの発表です。


2人もまた芽室町への滞在中、酪農体験や畑作のお手伝い、地域おこし協力隊の隊員や地元の子どもたちとの交流など、バリエーション豊かな活動を展開されたことをお話ししてくれました。
毎日新しい発見がある生活はとても刺激的で、「新しい自分に出会えた」と口を揃えていたことが印象的でした。
続いては、釧路市でのインターンシップを経験した2名からのお話です。
まずは北星学園大学出身の山田里奈さん。2023年度、釧路市の株式会社三ッ輪商会でのインターンシップを経験したそうです。

「もともと地方で働くことに興味があって、インターンシップに参加した」と話す山田さん。
「インターンシップ=就職活動の一環というイメージだったけれど、参加したインターンでは会社の一員として受け入れてもらえたことが嬉しかった」と話してくれました。
最後に、釧路トヨタ自動車株式会社でのインターンシップを経験した佐藤慶太さん。
釧路市の企業でのインターンシップは2回目だったそうです。

釧路市のお隣にある浦幌町出身の佐藤さんは、将来的には地元へのUターンも考えているそうです。
2023年度には株式会社ホッカイで、2024年度には釧路トヨタ自動車株式会社でそれぞれ3日間を過ごしました。
特に1年前に参加した釧路トヨタ自動車株式会社でのインターンシップでは、自己分析を実施。「今後の就職活動や社会に出た後に活きる経験ができました」と手応えを感じた経験になったそうです。
住む、働くだけが関わり方の選択肢じゃない

各登壇者の発表後は、軽食やお菓子を交えての交流会。

登壇者に話しかけにいく参加者の方や、参加者同士で「今日はどんな話を聞きに来たんですか?」と談笑する様子が見られました。
交流会の途中では、各企業からの景品が当たる大抽選会も実施。
釧路市に来て体験できる景品もあり、「まずは釧路市に来てみてください!」と参加者に声をかける登壇者の姿が印象的でした。
このイベントを通し、「住む」「働く」という選択肢だけでなく、その間にある「遊びに行ってみる」「インターンシップでちょっとだけ働いてみる」という選択肢を発見することができたのではないでしょうか。
いきなり極端な選択はできないけれど、まずはちょっとだけ来てみる、やってみる。
インターンシップ経験者の話にもあったように、この一歩の差が将来の選択肢を広げてくれることを実感した1日でした。

 
            
             
            
             
            
             
            
             
            
             
            
             
            
             
            
             
            
            