REPORT

【2023/6/5】リトルドートーin札幌 イベントレポート

初めまして、ドット道東インターンの川端りんです。

東京都出身で、現在北海道大学大学院1年生。
北海道への憧れを持ち、大学進学とともに北海道へ移住をし、ドット道東のガイドブック「.doto」をきっかけに道東の魅力にハマっていきました。現在シュウカツ実施中です。

さてみなさん、突然ですが「就活」って、「新卒」カードって、一体なんなのでしょうか。

私自身、当たり前に大手企業を目指す仲間に囲まれていますが、一旦立ち止まりたい気持ちもある今日この頃。「私もそうなりたいんだっけ?」と考えている真っ最中です。

そんな私にぴったりのこちらのイベント。
本日は、「リトルドートー in 札幌 『新卒からローカルを考える』~釧路でインターンを体験すると見えてくることとは?~」のレポートをお届けいたします!

私も含め、これからの生き方について考える若者にぴったりのイベントがありました。
平日の授業終わり、急いで会場へ向かうと想像以上にたくさんの参加者。しかも大半は学生!
当日は50人以上の来場者でした。

こちら、最後にとった集合写真。本当に大盛況でした。

さて、まずはドット道東の野澤、須藤からイベントの趣旨説明から始まりました。

ドット道東では、「#道東ではたらく」という求人メディアを運営しています。道東にある魅力的な企業や求人の紹介をするこのメディアでは、正社員の求人だけではなく、インターンシップの求人も掲載されています。

そんなドット道東と釧路市が手を組み、釧路市の企業にインターンシップができる取り組みが始まったのは、2022年から。
地方企業の大きな課題として、「採用のやり方がわからない」というものがあります。知ってみるととても魅力的な会社なのに、PRが足りず求めている若者が来ないことも……。
そんな企業に向けてインターンシップ支援をするべく、2022年から希望する企業に向けて、釧路市とドット道東が企業のPRからインターンシッププログラムの運営を行っています。
今回のリトルドートーは、2回目となるインターンシップ事業の学生向けの説明会も兼ねています。

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私自身、「天職は、まだ知らない仕事かもしれない。」というプロジェクトのキャッチコピーにハッとさせられたのを覚えています。

#道東天職活動というハッシュタグでも情報発信中です

イベントの中では、今年インターンシップの受け入れを行う3つの企業についての説明がありました。

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詳しくはこちら↓

続いて、実際に昨年度の釧路インターンに参加した先輩からのコーナー。

登壇前、そんな登壇者の緊張している姿を撮ろうと思ったのですが、そんな雰囲気は一切見せずに可愛い笑顔を見せてくれたのはこの方々。

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山内拓海さん、藤田菜央さん、谷郁果さんの3人。札幌市内の大学に通う、現在3〜4年生です。
この3人が釧路インターンに参加した理由は、「大学卒業後は釧路で働きたい」「釧路に行ってみたい」などさまざまでした。

釧路市の印象は?

インターンに参加する前の釧路市の印象を聞いてみると、
釧路管内出身である山内さん、藤田さんは「自分が就きたい仕事がなさそう、仕事の探し方が分からない」と回答し、
札幌市出身である谷さんは「……勝手丼!!」との回答でした(笑)。

札幌市で生活していたら釧路市に行く機会はそうそうありません。街に対しての解像度もあがらないですよね。
なんとなく聞いたことがあるのは勝手丼……。これには「わかる〜!」と会場から共感の声も。

次に、インターン参加後の3人の釧路市の印象を聞いてみると、「知らないだけで仕事はたくさんありそう」「住みやすい」「まだまだ魅力があって、堀りがいがありそう」とのこと。
藤田さんは「釧路で働くことを決めた!」とも話していました。
人生において大事な決断をするくらい、充実したインターンだったようです。

当日はどんなことをしたの?

それぞれに釧路市への様々な印象を抱いて始まり、印象を変えたインターンシップ。
当日はどのようなことをしたのでしょうか。

山内さんは建設会社である北東建設(株)へ参加をし、現場の見学だけにとどまらず、実際の現場代理人の仕事を経験させてもらったとのこと。

谷さん、藤田さんは電気工事や水道工事を受注する太平洋設備(株)へ。
若手社員の方々へのインタビューや、実際の現場の見学を行ったそうです。

その他、港、陸、空を通して物流を担う三ッ輪運輸(株)も3名の学生を受け入れてくださいました。

インターンした企業への印象はどうだった?

山内さんは、社長のフランクさを挙げていました。
3つの企業の中で唯一、社長自身が3日間のインターンシップ日程に付き添ってくれたのが、北東建設(株)。
たくさん話しかけてくれてリラックスすることができ、社長との距離の近さに驚いたそう。
藤田さんは、参加前は建設業=男性のイメージに囚われていたそうですが、実際に参加してみて「そんなことない!」と気づき、就職活動における職種の幅が広がったそう。
谷さんは想像以上に歓迎してくれたことを挙げていました。太平洋設備(株)の社員同士の仲の良さ、関係性が新鮮だったそうです。

インターンで得られたことは?

山内さんは、「とりあえずやってみることが大事」との回答。出身地である釧路市で働くイメージが持てたそうです。
藤田さんも、「勝手な先入観に囚われず、実際に行ってみることが大事」だと学んだそうです。
谷さんは、釧路市での人の温かさに触れ、「誰とどこで働くか」を大切にしたいと話していました。そしてまた釧路に行きたくなったそうです!

このお話を聞いて釧路インターンへ興味を持った人も多いのではないでしょうか。私もその1人でした。
実際に参加した3人が有意義な時間を過ごせたことが伝わってくる、良い時間でした。

北海道の風景を作る仕事」を担う(株)ホッカイ

続いては、今年の受入企業でもある(株)ホッカイ・泉智仁さんのお話です。

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ホッカイのことを紹介する記事タイトルにもある、「北海道の風景を作る仕事」という言葉。
具体的にどんなものなのでしょうか。

ホッカイでは、主な仕事として草地更新があります。
草地更新とは、牧場で牛が食べる草が生えている土地に種を蒔いたり、均したりするお仕事。
牛たちが健康で育つためには欠かせない、まさに「北海道の風景を作る仕事」なのです。

自分自身釧路市以外に住んだ経験がある泉さんは、参加者の学生に向けて、
「釧路市は確かに何もない。でもだからこそ何をしても一番に輝けるんです」
とお話しされていたのが印象的でした。

点と点が繋がり、線となる。

最後の懇親会では、道東の食材を使ったオードブルをみんなで囲み、思いのままに談笑が始まりました。

学生同士の「繋がりたい!」という若いエネルギーがほとばしり、点と点が線に、そして輪になって大きくなるような、密度の濃い時間でした。

進路に迷う参加者にとっては、自分の人生を見つめ直す機会になったのではないでしょうか。

釧路市インターンシップは、2024年にも実施予定です。
札幌市でも参加者向けの説明会を兼ねたリトルドートーを実施する予定ですので、
興味のある方はぜひご参加くださいね!
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川端りん

東京都出身、北海道札幌市在住。北海道大学大学院1年生。北海道への憧れがあり大学から移り住み、ドット道東のガイドブック「.doto」をきっかけに道東の魅力にハマっていく。現在シュウカツ真っ最中。