COLUMN

「.doto vol.2」ビジョンブック×「就活」座談会―Vol.4 ビジョンブックを通して出会うライフキャリア

道東の「今」と「未来」が詰め込まれたアンオフィシャルビジョンブック『.doto vol.2』。

出版1周年を記念して、20代3名によるビジョンブック×「就活」座談会を開催しました。

▼Vol.1「少し先」の自分の未来が見えた本

▼Vol.2 将来や就活に不安でいっぱいな私たちの道しるべになった本

▼Vol.3 なりたい姿のヒントがもらえるビジョンブック

前回は、就活真っ只中、就活終了、社会人1年目の3人が「ビジョンブックの読み方は立場や環境で変わること」「さまざまな生き方に触れて考えたこと」について語り合いました。

Vol.4では、「仕事だけにとらわれないキャリア選択をしたい!」「ビジョンブックで自分のことを客観視できた!」という3人の想いに加えて、道東ではたらく“先輩“の想いを深掘りします。

登壇者

川端 りん(かわばた りん)
東京都出身、北海道札幌市在住。北海道大学大学院1年生。北海道への憧れがあり大学から移り住み、道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto』をきっかけに道東の魅力にハマっていく。現在シュウカツ真っ最中。

丸橋 芽久(まるはし めぐ)
千葉県出身、北海道帯広市在住。帯広畜産大学4年生。小学生から獣医になることを目指して勉強をしてきたが、点数が届かず夢を諦めた。ドット道東のインターンを通してやりたいことを見つけ、志望していた企業に内定が決まる。

吉田 清香(よしだ さやか)
千葉県出身、北海道新ひだか町在住、まちづくりライター(社会人1年目)。北海道教育大学釧路校への進学を機に北海道釧路市に移住。北海道でのさまざまな出会いによって、人生に対する考え方が180度変わっていく。自分の「わくわく」を大切に生きる22歳。

工藤 安理沙(くどう ありさ)
釧路市出身、浦幌町在住。一般社団法人ドット道東広報室長。株式会社リペリエンス ハハハホステル担当。大学進学で地元を離れ上京し、転職を機に道東にUターン。新卒就活で自分の理想と現実の差やミスマッチに悩んだ経験がある。

就活や将来に前向きになれるきっかけに

丸橋 私が就活をしていた時、自分を追い込む形で「就活」と向き合って、難しく考えすぎていた時期がありました。

工藤 私の新卒就活は、就活が上手くいくには?みたいな記事を読んだり、大手のキャリアコンサルタントの話を聞いたりして、気づいたら自分を追い込む就活だったな~。

丸橋 ビジョンブックの「2人目のダンサー」や「あきらめたこと」を読んで、もっと気軽に、もっとフランクに考えてもいいんだなって思いましたね。就活や将来に対して「追い込まれる」というより、「将来なんとかなるかも」と思わせてくれる1冊です。

川端 私は就活のための本を読んだことはないんですが、そういう本はあくまでも就活を成功させるためのものかなと感じました。それに対して、ビジョンブックは長い人生を見据えた就活として考えながら読むこともできるから、もっと自分の人生を客観的に見られるきっかけになるのではないでしょうか。

人生を通したキャリアを考えられる

吉田 私が受講している社会教育主事講習で学んだ、「キャリア教育」という分野で、実はキャリア教育は二種類あると知ったんです。

今まで私たちが受けてきたほとんどのキャリア教育は、仕事を知る「ジョブキャリア教育」で、いろいろな考え方、仕事だけではないプライベートを含めた生き方が、「ライフキャリア教育」と言われていることを知りました。

それを知って、自分は就活や将来について考える時、ジョブキャリアだけでなく、ライフキャリアを考えていることに気がついたんです。

自分を追い込む形の就活はどちらかって言うと、仕事中心のキャリアを考えている印象です。ビジョンブックは、ライフキャリア、仕事だけではない人生を通したキャリアの考え方を示してくれる本だと思っています。ビジョンブックを読むことで仕事だけではない生き方に惹かれるのかなと感じました。

工藤 就活していたときは、仕事のジャンル、お給料、会社の特性とかもみて、実際面接に行って、働き方とか福利厚生とかの話を聞いた記憶があります。その動き方ってジョブキャリア寄りの就活だなと。

直近、数ヶ月後とか、一年先のための動き方で、自分がどう生きていきたいか、どういう生活を送って今後何をしたいかということにしっかり向き合わない就活でした。自分の人生を見通して就活ができていたら、新卒入社でミスマッチを減らせていたのかな…。

「道東」で働くことを想像できるビジョンブック

川端 就活のときにビジョンブックがあったらよかったと思いますか?

工藤 よかったと思います。地元が釧路なんですけど、地元から出る前は、魅力的だと思う大人に正直出会っていなかったし、いないとまでは思ってなかったけれど、潜在的に地元にはいないだろうという感覚に陥っていた気がします。

もしビジョンブックを就活中に手にとっていたら…。元々なんとなく道東には視野を向けていたけど、もっといろいろなバリエーションで、道東で働くことを想像できたかなとは思います。道東には魅力的な人がたくさんいることを知ったから。

丸橋 たしかにこんなに地域のヒト・モノ・コトを知ることができる本はなかなかないですよね。あとは顔写真、書いている人の顔がわかるようにしているから、なんとなく年代も分かりますよね。自分と年代が一緒で帯広に住んでいる人が結構いるんだ!とか。道東が地元の方は、地元のいいところを再発見できそう!

Vol.5 最終回は、2024年1月公開予定です。どうぞお楽しみに!

道東のアンオフィシャルビジョンブック『.doto vol.2』は、全国にてお取扱拡大中!
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文:まちづくりライター

よしださやか

千葉県出身・北海道在住5年目。まちづくりや地域密着型のライティングを通して北海道のローカルプレイヤーになることを夢見る22歳。「言葉の力で地域を豊かに!」というビジョンを掲げ、学校と地域の翻訳家(コーディネーター)を目指して奮闘中。2023年3月に釧路市から新ひだか町に移住。

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