COLUMN

「.doto vol.2」ビジョンブック×「就活」座談会―Vol.3 なりたい姿のヒントがもらえるビジョンブック

2023.10.20 更新

道東の「今」と「未来」が詰め込まれたアンオフィシャルビジョンブック『.doto vol.2』。

出版1周年を記念して、20代3名によるビジョンブック×「就活」座談会を開催しました。

▼Vol.1「少し先」の自分の未来が見えた本

「.doto vol.2」ビジョンブック×「就活」座談会―Vol.1 「少し先」の自分の未来が見えた本

▼Vol.2 将来や就活に不安でいっぱいな私たちの道しるべになった本

「.doto vol.2」ビジョンブック×「就活」座談会―Vol.2 将来や就活に不安でいっぱいな私たちの道しるべになった本

前回は、就活真っ只中、就活終了、社会人1年目の3人が「誰にビジョンブックを手に取ってほしいか」「将来や就活で悩んでいるからこそ見えるビジョンブックの魅力」について語り合いました。

今回のVol.3では、「ビジョンブックの読み方は立場や環境で変わる！」「さまざまな生き方に触れたことで、どう生きたいかを知らず知らずのうちに考えていた！」という3人の想いを深掘りします。

登壇者

川端りん（かわばたりん）
東京都出身、北海道札幌市在住。北海道大学大学院1年生。北海道への憧れがあり大学から移り住み、道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto』をきっかけに道東の魅力にハマっていく。現在シュウカツ真っ最中。

丸橋芽久（まるはしめぐ）
千葉県出身、北海道帯広市在住。帯広畜産大学4年生。小学生から獣医になることを目指して勉強をしてきたが、点数が届かず夢を諦めた。ドット道東のインターンを通してやりたいことを見つけ、志望していた企業に内定が決まる。

吉田清香（よしださやか）
千葉県出身、北海道新ひだか町在住、まちづくりライター（社会人1年目）。北海道教育大学釧路校への進学を機に北海道釧路市に移住。北海道でのさまざまな出会いによって、人生に対する考え方が180度変わっていく。自分の「わくわく」を大切に生きる22歳。

いまの立場や環境で、読み方が変わる

――視野が広げられるきっかけになるという話もありましたが、他にも「ビジョンブックをこう読んでいた」というのはあるかな？

吉田　やりたいことがあるかないかで読み方が変わると思っています。自分はやりたいことがない時期とある時期両方とも読んでいたので、全然読み方が違いました。

川端　私はやりたいことがあるかないかで言ったら、まだ明確にはなくて……。自分の将来について、かなり悩んでいます。そんな私が改めてビジョンブックを読み返したとき、40代の道東に関わる6人に聞いた「あきらめたこと」を特集しているページが刺さりました。

川端　40代の方に「何をしてきたか」「どんな思いでやっているのか」を聞く機会は多いのですが、その方たちが「何を諦めてきたか」というのは結構ナイーブだし、自分にはなかなかできない質問です。でも、その方がどういった人生を送ってきたかが出る質問であるとも思っています。

実際に特集に載っている6人は個性豊かだし、この中でもロールモデルとなるような生き方を見つけられる気もします。また、40代の方々だからこそ、20代の私では想像つかないような悩みも書かれているので、このページはものすごくおすすめです。

――その人が20代だったときの写真もあって、20代から40代への変化がより身近に感じられるよね。

川端　はい！81ページの外山さんの自由気ままな暮らしを諦めたという話が一番好きです。自分の心が幸せであれる選択をしている姿に「まさに私の理想の生き方だ」と感じました。外山さんは今の私のロールモデルです！

――さやかちゃんは「やりたいことがあるかないかで読み方が変わる」と言っていたけれど、具体的にはどんな違いがあったの？

吉田　自分の将来に希望が持てなくて絶望してた時期には、「ビジョンブック」という存在がものすごく遠くのキラキラしたものに見えたんです。キラキラしすぎてどうしても開くことができなくて、実は2022年の9月に届いてから1,2ヶ月放置してたんですよね。

――そうだったんだね。

吉田　将来のことを難しく考えるのをやめても、すぐには「ビジョンブック」のキラキラしたイメージを払拭できなくて、なかなか開くことができなかったです。

でも、「やりたいことはないけれど、少し将来について考えてみようかな」となったときにものすごく視野を広げるきっかけになったことを記憶しています。キラキラして見える部分ももちろんあるけれど、等身大の悩みや葛藤も書かれているので、勇気を出して手に取ってみると違う景色が見えると思います！

――現在はどんな読み方をしているの？

吉田　今は明確にやりたいことやビジョンがあり、WEBライターとして活動をしています。そのため、ライター仲間を見つけることを目的に「どんな人がいるのだろう」「どんな職業の人がいるのだろう」というように仲間探しや繋がるきっかけを求めて、ビジョンブックを開いています。「道南と道東をつなげたい」と書いてあるライターの阿部光平さんを見つけて、SNSを通して連絡を取ってみたりもしました！