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【釧路でインターンシップ!】お客様と関係性を築くことで、誰かの人生に寄り添う車を届ける〜釧路トヨタ自動車株式会社【#道東天職活動】

ただいま募集期間外

釧路トヨタ自動車株式会社

北海道釧路市鳥取大通6丁目4番3号

この夏、就職活動に向けて釧路市とドット道東がお届けするインターンプログラム「#道東天職活動」

学生のみなさんに、まだ知らない仕事の世界や裏側があるかもしれない、ということを一つでも多く見つけてもらいたく、釧路に本社がある企業や業界を学ぶことができるインターンシップをご用意しました。

今回インターンシップを実施するのは、釧路市に本社を置く3社。
この記事でご紹介するのは、釧路市に本社を置く釧路トヨタ自動車株式会社。
車のことだけではなく車に乗る人の人生そのものを考える釧路トヨタ自動車で、自分の人生を見つめ直したり自己分析を行うインターンシップを開催いたします!
釧路にゆかりがなくても、この夏、3日間のインターンシップを通して新たな自分自身を発見してみませんか?

<こんな人におすすめ>
「人と話すのが好き!」
「顔の見える誰かの役に立つ仕事がしたい」
「とにかく車が好き」
「人との長いお付き合いを大切にしたい」

以前、自宅から車で1時間半ほどかかる釧路空港まで、バスを乗り継いで行こうと試みたことがあります。
けれど時刻表とスケジュールがまったく合わず、結局断念して車で行くことになりました。そもそも最寄りのバス停まで車で行かなければならない距離でもあったのです。

どこまでも続く酪農地帯や湿原、森林が広がる道東地域において、鉄道やバスが通るエリアは非常に限られます。多くの人にとって、車がほとんど唯一の交通手段なのではないでしょうか?

それゆえ、車のメンテナンスは日頃から最優先事項の一つ。
どこか調子が悪ければ、すみやかに修理しないと買い物にも行けなくなってしまいます。

何かあった時に頼りになるのが車の専門家の存在です。
今回は、購入から日々のメンテナンス、緊急時の対応まで、車との暮らしをサポートしてくれる「カーディーラー」のお仕事をご紹介します。

カーディーラーをもっと身近にしたい!釧路トヨタの取り組みとは?

市街地で見かける自動車メーカーの名前を掲げた販売店、「カーディーラー」。
釧路、帯広を中心とした道東地域に8店舗を構え、トヨタ車を扱っているのが釧路トヨタ自動車株式会社です。

釧路トヨタ自動車 芦野店

芦野店の扉を開けると、管理本部で課長を務める村田明洋さんが迎えてくれました。

村田明洋さんは釧路市のお隣・釧路町のご出身。入社24年目のベテランです

村田 カーディーラーってちょっと入りづらくないですか?

―いきなりの直球ですね(笑)。正直、高級車が並ぶお店に入るのは敷居が高いです。

村田 本当は車を買うかどうかに関係なく、もっと気軽に来ていただきたいんですよね。
うちはもともとレクサスやクラウン、センチュリー、ランドクルーザーなどが専売車種でしたので、どうしても高級なイメージがあって入りづらいのではと思います。
それを払拭したくて、2018年に完成した新社屋にはレクサスのショールームだけではなく、クレイン鳥取大通店というショールームも併設しました。
ここは全国的にも珍しい、店長もスタッフも女性だけの店舗なんです。

クレイン鳥取大通店

―女性だけですか?それは新しいですね。

村田 コンセプトとしては車のショールームというより、「釧路トヨタ自動車株式会社のショールーム」。ほかの店舗には備えているサービス(修理)工場がありません。
その代わり、木目調の内装の店内にキッズルームや授乳室、Wi-Fiがあり、どなたでも気軽に寄ってご利用いただける場所になっています。
ここで会社としてのYouTubeの撮影やInstagramの発信も行なっているんですよ。
女性スタッフのアイデアで、キッチンカーやネイリストを呼んでイベントを開催したこともあります。
釧路トヨタをもっと自由に楽しく使ってもらい、身近に感じていただける場所です。

―すごく基本的なことですが、そもそも私、車のディーラーというのはメーカー直営なのかと思っていました。

村田 直営店もありますが、特約店契約を結んでいるのが地域ディーラーというものです。
北海道での歴史を辿ると、この釧路地域は旭川トヨタさん、帯広地域は札幌トヨタさんが管轄していたんですよね。
それを細分化した時に、釧路と帯広エリアの販売契約を弊社が結んだという流れです。
今年で創業71年目、釧路・十勝管内で初めて生まれた乗用車系のカーディーラーです。

釧路トヨタ自動車株式会社が開店することを知らせる当時の広告。デザインの古さに歴史を感じます

―自動車販売のほかにも何か事業をされているんでしょうか?

村田 はい、トヨタレンタカーやカー用品のジェームスという店舗の運営、グループ会社ではフォークリフトの取り扱い業務もしています。
ただ、採用はそれぞれの部門で独立していますので、別の業態へ異動ということはありません。
カーディーラーでの採用でも営業なのか整備士なのか総務なのか、職種ごとで応募してもらい、配属店舗もできるだけ自宅に近いところや希望の店舗を考慮しています。
さらに年に1度、希望調査というのを実施していて、ジョブチェンジも含めた本人の意向を確認するようにしているので、希望があれば違う職種や店舗に変えることも可能です。

車屋はブラック!? そのイメージは遠い過去のもの

村田 僕は車が好きで、高校を卒業してから18歳で整備士としてこの会社に入りましたので、勤続24年になります。
整備士、営業、フロントなどひと通り経験して、今は総務になりました。
採用をしていて、応募してきた若い人に「ご両親は何か言ってなかったかい」って聞くと、「車屋は大変だぞと言われました」という答えが返ってくることがあるんです。
どうしても「車屋さん」のイメージというものがあるんだなぁと、節々で感じるんですよね。

どこの企業もわりとそうだったと思うんですけど、確かに昔は会社という存在が強くて、残業とか休日対応が多かったり、自分の意見を反映しづらい環境だったりしたと思います。
自分は車が好きで整備士になったので、時間も何も気にならないほど楽しかったんですよ。
車に触れて、出来ることが増えていく喜びのほうが大きかった。
でも、今この歳になると自分の子どもくらいの子が入社してくる。
その子たちが働く環境をしっかり考えてやりたいと思いますよね。

―今は昔とは大きく変わりましたか?

村田 社員から何かしらの声が上がったら、会社がしっかり受け止めて応えるという流れができています。
現場レベルでのミーティングでああしたい、こうしたいという意見を言える環境が整っていますし、上層部もそれを「いいじゃないか、やってみようか」と推進する動きになっているんですよね。

会社全体では、社員270名の平均年齢が36歳程度です。
整備士でいうともっと若くて、平均したら20代後半くらいだと思います。
各店の店長も40代の若い世代になってきていますから、スタッフとの年齢も近い。
だから上下の仲がいいというか、風通しがいい環境だと思います。
女性スタッフのほとんどは総務関係ですが、各店舗に1人か2人は必ず女性の営業がいますし、整備士にも2人の女性が在籍しています。
管理職にまだまだ女性が少ないのですが、それはこれから長く勤続してもらえれば増えていくのかなと思っています。

―労働時間や休日はどうですか?

村田 釧路トヨタでは火曜日が定休日になっていて、会社全体が休みになります。
都市部のディーラーだと世の中の休日に店を開けないといけない場合もあると思いますが、うちは祝日やゴールデンウィーク、お盆、年末年始は休んでいるんですよ。
シフトを組んで交替で休むという考えもあるかもしれませんが、仕事の引き継ぎがなかなか難しいケースが多い。
たとえば誰かがバラバラにしたエンジンを別の人が組み立てるのは現実的じゃありませんし、担当の営業が休みだからって別の誰かが商談を進めるのもお客様に不安を与えますよね。

あと、月に1度「個人休」といって、有給休暇とは別に好きな日に休むことができます。
労働環境は昔とはまったく変わっていて、時代に合ったものになっていると思いますよ。
でも実際にどうなのか、若手に聞いてみましょう(笑)。営業の若手を呼んできますね!

人付き合いが好きだから、この仕事が好き

インタビューに加わってくださったのは、入社してから芦野店で7年間営業を経験している本田純也さん。札幌に生まれ育ち、大学進学を機に釧路へやってきたという本田さんも、じつはインターンシップをきっかけに釧路トヨタに入社したそうです。

本田純也さん。入社直後のことを振り返っていただきました

本田 2日間のインターンシップのなかで率直に感じたのは、従業員の方々の挨拶がめちゃくちゃ明るいな、ということでした。
大きな声で挨拶をしてもらえたのが強く印象に残っていて、職場見学をした際も、みなさん楽しそうに明るく仕事をされていた。「僕もこのなかに入れたらいいな」と思いました。

―営業のお仕事はどんなふうに覚えていきましたか?

本田 最初は先輩の営業についていって、サポートをしながら無理なく段階を踏んで仕事を覚えさせてもらいました。
今思えば、だいぶゆとりのある教え方でした。一人のお客様を自分で担当するようになったのは、半年後くらいだったと思います。
そうなってからも分からないことを常に一つずつ確認しながら、だんだんと覚えていったと思います。

村田 実際、10年経っても分からないことってあるんですよ。
お客様によっていろいろなケースがあって、手続きも時代に合わせて変わってきたりもするので、経験した人に相談するのが一番いい。
営業ってなんとなく個人プレイのイメージがあると思うんですが、実はチームで動いてる。
お互い助け合ったり補ったりしながら成長しているんです。

本田 最初に一人で外回りする時、「車は売ってこなくていいから自分を売ってこい」って言われたんですよ。とにかく自己紹介をしてこいって。
車って、どこで買っても同じ商品が来ますよね。だから結局、「誰から買うか」になると思うんです。

じつのところ、僕、それほど車好きというわけではないんです(笑)。
でも人付き合いというか、関係性を築くのがすごく好きなんです。
村田課長を含めていろんな先輩方のお客様との関係性を見てきて、いいところを吸収させてもらって、自分なりに動いた結果、仲良くさせていただく方も増えてきました。

すごく個人的な出来事を言えば、僕、趣味で卓球をしているんですが、大会でいい成績を収めた時に新聞に載ったんですよ。
それをお客様がわざわざ電話で教えてくれて、「新聞とってあるから取りにおいで」と言ってくださったり、結婚した時に「あれ、指輪してなかったよね」って気づいてくださったり。
営業としては車の話をしなきゃいけないかもしれませんが、そういう日常的なレベルでお客様との関係を築けるというのが、この仕事をしていて一番好きなところです。

「時には車の話をしないでお客様のところから帰ってきちゃう時もあるんですよ」と笑うお二人

お客様には正直でいたい。だから時には「買わせない」ことも

村田 車への興味については少なからず持ってもらえると飲み込みが早いのですが、知識や話術だけじゃ成立しない部分が営業の面白さだと思います。
たとえば人と話すことがあまり得意じゃなかったとする。
お客様はそういうことを敏感に感じ取っていて、「あぁ、この人は話すことが苦手なんだな。でも一生懸命に伝えようとしてくれてるな、熱心に調べてくれてるな」っていうふうに、汲み取ってもらえるんですよね。
だから、決して話し上手である必要はないし、車の知識がずば抜けていなければならないわけでもないんです。

本田 僕はお客様と話す時も「カタログを一緒に見ましょう」って、一つひとつ確認しながら選んでいます。
家だったら一生に一度くらいの買い物かもしれませんけど、車って何度も乗り換える機会があるので、一度きりのお付き合いではありません。
祖父の代、父の代に乗っていた車があり、今度は僕が買う、というように、時代を追って縦のつながりがあるんですよね。だから、長い人付き合いをしながら一緒に選んでいく楽しみもあります。

村田 お客様との信頼関係をどれだけ築けるかというのが一番大切なんですよね。
そこまで辿り着くプロセスをすごく大事にする、というのがうちの会社です。

もう関係が構築できている相手とは、何年かごとに「そろそろ買い替えようかな、またお任せするわ」というような話になるのですが、場合によっては「今はちょっと待ったほうがいいんじゃないでしょうか」という提案をすることもあります。
もちろん車を売るのが営業の仕事なのですが、お客様にとって何が一番いいのかを長いスパンで考えるのも大切な仕事です。
お子さんが生まれる、卒業する、独立する、お孫さんが生まれる……。変わっていくライフステージに合わせて必要な車も変化します。
だから時には、今売ることよりもお客様にとって本当に必要な提案をすることを優先します。

本田 今は購入方法もいろいろあるんですよね。サブスクのように、たとえば5年間限定で乗って、そのあとはまた新しい車に乗り継いだり。
気に入ったけど手が届かないっていう場合に買い方の提案で解決する場合もあるんです。
お客様の夢だった車が手に入る瞬間に立ち会えて、「ありがとう」って言われると本当に嬉しいです。

たくさんの手が関わった1台がお客様のもとへ、そして物語が始まる

村田 営業スタッフはお客様と直接お話をして内容を決めていき、1台の成約に至るんですが、この1台って、営業だけじゃなくいろんな人が関わった1台なんですよね。
メーカーの部品を作る人、組み上げる人、メーカーの人、車を販売店に届けてくれる輸送屋さんもそうですし、届いてから点検するスタッフ、用品を取り付ける人、ナンバーの登録業務や車庫証明に携わる人、陸運局の人、納車前にピカピカに洗車する人……。
本当にたくさんの人の手が加わってる。我々からすると一人じゃ決して出来ない仕事です。
お客様はそんなことを考える必要ないんですけど、納車の際に「これが俺の車か〜」なんて言いながら、ありがとうって帰っていかれたら、「みんな頑張ったな」って気持ちになりますよね。

―会ったことのない誰かの手が合わさって、1台の車がお客様の元へ旅立っていくんですね。

村田 そうです。そして、それで終わりではありません。車を売ることは、お客様との長いお付き合いの始まりなんです。
納車後の点検、タイヤ交換、メンテナンスなどの時期には必ず連絡をとってお客様と話をします。営業スタッフは一人500件から、多い人で700件くらい担当を抱えていますから、ざっくり言うと1日2件ほどはコンタクトを取る。
それでも一人ひとりのお客様のお顔やエピソードを覚えているんですよね。

―納車まで何度もしっかり対話をしているからこそ、それだけの顧客がいても記憶に残っていくんですね。

本田 販売目標はあるんですが、一人で向かう目標じゃなく、「みんなでみんなの目標を達成しよう」というお店の雰囲気が僕はいいなと思っています。
一人じゃないって考えると、仕事がしやすいです。それでも車の契約、保険契約、ローン契約での手当は個人に入るので、目標がプラスになっていく。
いい雰囲気の職場環境で、お客様といい関係を築いて、いいお給料もいただける。じつは僕、今日が新しい車の納車日なんです(笑)。
車検前に乗り替えているので、入社してからもう3台目です。

「今日はその新車がないと家に帰れません……(笑)」と本田さん

―それはおめでとうございます!常に最新の車に乗ることだってできるのも、日頃から新車を扱う職業ならではですね。これからも素敵な笑顔で、街のみなさんに車との出会いを届けてください!

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単に「車を売る」だけではない釧路トヨタ自動車のお仕事。人との出会いやお客様との何気ない会話、時にはお客様の人生そのものと向き合う場面もあります。
釧路トヨタ自動車でのインターンシップでは、釧路トヨタ自動車で働く人々や実際のお客様に学生の皆さんがインタビューを実施し、そこから得た人それぞれの価値観や思いをもとに、就職活動に必ず役立つ自己分析を行ってもらいます。
他者の人生に向き合いながら、自分自身とも向き合う3日間を、ぜひ一緒に体験してみましょう!

釧路トヨタ自動車株式会社でのインターンシップ 概要・スケジュール

テーマ:釧路トヨタ自動車で人と向き合い、自分自身と向き合う3日間を体験してみよう!

応募フォーム・インターンシップ詳細
開催日時:2024年8月28日(水)〜 30日(金) 
実施場所:釧路トヨタ自動車株式会社
北海道釧路市鳥取大通6-4-3
応募締め切り:2024年7月31日(水)23時59分(応募者多数の場合、締切前に応募を締め切ることがあります)
応募フォーム:https://forms.gle/Y5sVdr8YY6XcgFcXA
備考:交通費、宿泊費ともに実費にてお支払い(釧路市外からの参加者のみ)
インターンシップに関するお問い合わせ先:info☆dotdoto.com(☆→@に変更)担当:須藤

ライター

春日明子

1979年生まれ、神奈川県横浜市出身。会社員時代に釣りに目覚め、通勤電車で読んでいた釣り新聞の編集部員募集広告に即応募、編集者となる。編集プロダクションに転職後、旅行雑誌やコーヒー専門誌、機内誌を中心に編集・執筆活動をしながら休日は東京湾で釣りに励む。ついには鮭釣りに訪れた北海道で人生の伴侶を釣り上げ、2016年に別海町へ移住。甲斐犬と暮らしながら酪農地帯の真ん中で原稿を書く。