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【当日レポート】提案が二転三転!?いまの丸中釧路中央青果にほんとうに必要なものを考えてみた
皆さんこんにちは!ドット道東の須藤か志こです!
今回は釧路市に拠点を置く丸中釧路中央青果でのインターンシップレポートです。
▼インターンシップの募集記事はこちら
https://doto-job.com/recruit/1927/
2025年9月11日〜13日で計3日間開催されたこちらのインターンシップ。
今年は「丸中釧路中央青果のSNS企画を立ち上げよう」というテーマのもと開催され、5名の大学生が参加してくれました。
その様子と成果をレポートします。
参加者メンバーのご紹介
まずは、インターンシップに参加した5名をご紹介!
釧路公立大学4年 美根涼太さん

佐賀県出身の美根さんは、釧路市で長年生活している中でまだ知らないことも多いと話してくれました。「卸売市場」「物流」を通し、釧路の新しい一面を発見したいと、このインターンシップに参加してくれました。
釧路公立大学 2年 長谷鳳翔さん
山口県出身の長谷さんは、「SNS企画を立ち上げよう」というフレーズに惹かれて応募。自分なりのアイデアを提案する中で、新しい学びや気づきを得たいと参加してくれました。

北見工業大学 3年 酒井理志さん

釧路市出身の酒井さんですが、「釧路市で高校生活を過ごしていましたが、こういう機会がなければ出会わなかった企業さんなのでとても楽しみ」と応募。SNS立ち上げには馴染みがないとのことでしたが、どんなアイデアを出してくれるのか楽しみです。
北海道大学2年 宇藤杏優さん

これまでにも様々なインターンシップに参加してきたと話す宇藤さん。特に参加直前までは浦幌町で農家アルバイトをしていたこともあり、収穫した商品がどのような経路で消費者の手元に届くのか学べる事が楽しみだと話してくれました。
国際基督教大学3年 畑香澄さん

現在大学を休学し、日本全国の様々なところでアルバイトやインターンシップを経験中の畑さん。「今回のインターンを通して、いつも当たり前のように買っている野菜や果物が届けられるまでに、どのような人たちが関わっているのかを学べるのが楽しみです!」というコメントをいただきました。
そんな5名が3日間、「丸中釧路中央青果のSNS企画を立ち上げよう」というテーマに挑戦します。
丸中釧路中央青果株式会社のインターンシップでは、これまでに様々な学生が「情報発信」「魅力PR」といったテーマに取り組んできました。
そういった経緯の中、具体的にどのように発信するかを考えてもらうのが、彼らのミッションです。
それではさっそく、インターンシップの様子をのぞいてみましょう!
1日目:丸中釧路中央青果株式会社の「中と外」を知る1日
朝8時30分に集合した面々。自己紹介を終えたあと、すでにあらかた作業が終わった市場や各種設備の見学からスタート。

すでにオンラインで会社や市場についての説明は受けていたものの、「あまりイメージが湧いていなくて……」と話す参加者たちに、斉藤さんが改めて市場の機能や丸中釧路中央青果の役割を教えてくれます。

「市場は24時間空いていますが、だいたいの作業は早朝のうちに終わっています。以前はここで僕たち丸中釧路中央青果が競りを行って値段を決めることもあったのですが、ここ数年はすでに価格を調整して売るので、この市場では競りはほとんど行われなくなりました」
「ここに置いてあるダンボールは、まだ値段が決まっていない商品なんですか?」と畑さんから質問が。

「いえ、いまここに残っている荷物も、ほとんどはすでに取引先が決まっている商品なんですよ。このあとトラックに積み込まれて釧路以外の地域に運ばれたり、逆に本州などの遠い地域から運ばれてきた商品が次の引取り手を待っているところです」

続いては、2025年度から稼働が始まった新設の冷蔵倉庫へ。
全国的に見て涼しい釧路エリアでも、暑さ対策は必須。この冷蔵庫は釧路市が建設し、丸中釧路中央青果株式会社が借りている、という構図なのだそうです。

市場や冷蔵倉庫を見学したあとは、社員の方々が集まるオフィスへ。
まだ朝の11時前ですが、ほとんどの人はラストスパートに向けてこの日の仕事を終えようとしているところだそう。

「そんなに早く帰れるんですか?」とインターン生が尋ねると、「営業担当は、6:00〜12:00が就業時間なんです。朝早く来ている分、帰りの時間も早いんですよ」とのこと。
「朝早いのは心配だけど、早く帰れるのはいいな……」とインターン生。続いては、そんななかで実際に働くみなさんのスケジュールややりがいについて聞いてみることに。
4名の社員さんにご協力いただき、「普段どんなお仕事をしているのか」「お休みはとれるのか、プライベートはどんなふうに過ごしているのか」「お仕事をする中で忘れられないエピソードはなにか」などを伺いました。


「基本的には個人でお客さんとやり取りしていくから、自分がやってみたいように商品を仕入れたり、自分の頭で考えて交渉していくことができるところがおもしろいところなんじゃないかな」
「とはいえ、冷害や猛暑で、押さえたかった商品が確保できなかったり、『これくらい売れるだろう』と思っていた商品が思うように売れないときもある。そんなときにはチームのみんなや上司が助けてくれるから、若手にもどんどんチャレンジしてみてほしいなと思ってるよ」

そんな声を聞き、インターン生は「縦社会で先輩と後輩の関係がしっかりしているのかなと思っていたけど、その関係は大事にしつつも個人の采配を尊重してくれる会社なんですね」と意外な発見を得られたようです。

さて、ここでお昼休憩。車で数分の「たんちょう市場」へやってきました。

まだ少し緊張気味の参加者たち。わけを聞いてみると……
「何がわかっていて、何がわかっていないのかもわからない」
「お仕事や会社のいいところを発見できた分、課題を感じるところや新たな知りたいことが出てきた」とのこと。
ランチの時間も利用しながら、斉藤さんに疑問をぶつける時間になりました。

「混乱中かと思うので、一度オフィスに戻って現状整理をしてみましょう」という斉藤さんの声がけで、一度オフィスに戻り、付箋を使ってこれまでにわかったことを整理することに。


「魅力に感じたこと、いいと思ったところ」「課題に感じるところ」「わからないところ」の3つにわかれて分類していきます。

「次に斉藤さんに質問できるタイミングで、これは絶対に聞こう」「これは他の社員さんにも聞いた方がいいかな?」と、誰にどんなことを聞くかまで打ち合わせていました。
現状整理が終わったところで、続いて向かった先は車で20分ほどのところにある、釧路市桜田。

ここは石井農園。このエリアで長年農業を営んでいます。
石井農園の見学からは、(青果)営業担当常務のの生江さんにもお越しいただきました。

「石井農園でつくられている野菜は、私たちも取り扱わせてもらっているんですよ。特に石井農園の『霧の街だいこん』はとっても綺麗なだいこんなので、ちょっと見に行きましょうか」

この日の作業はあらかた終わっており、一同は大きな機械がある倉庫に案内してもらいました。
ここで収穫した大根を洗浄し、箱詰めをしていくそうです。

お話をしてくれたのは、先代であるお父さまから代表を継いだ石井さん。元々は救急救命士をしており、「農家としてはまだまだ勉強しなきゃいけないことだらけです」とお話ししてくれました。
農家のお仕事や1年間の過ごし方、1日の使い方や野菜に対してのこだわりから、みんなが気になっていた、ビジネスのことについても教えてくれました。
農家のお仕事では、自分ではコントロールできない天候などで一気に商品がダメになってしまうことも。
また、その日の天気や毎日変わる状況によって稼働する時間も変わるため、朝から晩まで作業をしていることも多いのだそうです。

そんな石井さんのつくる『霧の町だいこん』は、まっすぐで真っ白な美しい見た目が特徴。
味ももちろんですが、ここまで綺麗なだいこんをつくることはとても困難なのだと生江さんが教えてくれました。

直売所では、とっても甘い冷やし芋が販売されていました。石井さんのご好意で差し入れしていただき、みんなでありがたくいただきました。

石井農園から会社に戻ったあとは、1日目の振り返りをしながらテーマである「丸中釧路中央青果のSNS企画を立ち上げよう」に対し、アイデアを出し合う時間です。いろいろなアイデアが飛び交いますが、今日はまとまらずに翌日に持ち越すことに。
さて、明日はどんな1日が待っているでしょうか?
2日目:丸中釧路中央青果株式会社の「中と外」を知る1日

翌日、朝6:30に集合したメンバーたち。
まだまだ眠気が残りますが、すでに市場ではスタッフの方々が作業を始めていました。


前日も見学した冷蔵倉庫の中では、秋のフルーツを運ぶ社員の方の姿が。前日はすでに作業が終わったあとの見学でしたが、早朝の市場に来ると実際に働いている方の姿が見られるので、仕事内容への理解が進みます。
この日は花き市場が開場中。1日目に伺った際にはがらんとしていた市場ですが、この日は色とりどりの花が並んでいて、市場は24時間365日止まることがないんだと再認識しました。


花き商品は、季節や行事の需要によって必要になる花が変化します。このあたりは野菜や果実とも一緒ですね。

花き市場から戻る途中、生江さんとお会いすることができました。インターン生を気にかけて、「何か質問はありますか?」と確認してくれました。
1日目でぐっと解像度が上がった分、新たな質問が出てくる5人の話を聞いて、一つひとつ真剣に答えていただきました。
生江さんとの会話のあと、作業場に戻る5人。市場内の食堂や近くのコンビニで朝食を調達して腹ごしらえを終え、話し合いが始まりました。ここで一度整理した方が良さそうです。

話し合いを進めていくなかで、もともとの「丸中釧路中央青果のSNS企画を立ち上げよう」というテーマに対する、「そもそも」の部分に話題が集中します。
「SNSを立ち上げるためには、ある程度の知名度が必要」「丸中釧路中央青果のことを知ってもらって、『もっと知りたい!』という人がフォローするような設計にしないといけないのでは」という話し合いが始まっているようです。
最終的にどんな発表になるのかは、明日のお楽しみ。
どんな提案を発表してくれるのか、期待して待ちたいと思います。
3日目:いよいよ最終発表!
前日たっぷり時間をかけて準備をしたおかげで、例年のインターン参加者に比べて顔色がよく見える4名(この日、美根さんは都合により欠席となりました)。
緊張している人もいれば、笑顔でリラックスしている人もいます。


そしてこの日は、去年の参加者である三上さんが発表会に駆けつけてくれました!

実は、三上さんとは1日目終了後に開催された懇親会にも来てくれたおかげで交流ができている4名。先輩が見守る中、役員のみなさんに向けたプレゼンテーションが始まります。
プレゼンテーションのタイトルは、「学生による!学生にヒットする!PRの提案」。もともとのテーマである「SNSの運用」について改めて考えたときに、「SNS以外の提案内容も考えたい」というインターン生発信の提案を受け、このようなタイトルに収まりました。
プレゼンテーションの冒頭、インターン生から丸中釧路中央青果の現状と課題、そして必要とされている取り組みについての説明がありました。

「リクルートサイトだけでは”働くイメージ”が伝わりにくい」というテキストに、リクルートサイトの制作を担当したドット道東としてはドキッとしますが、インターン生からの率直な感想は貴重です。
インターン生によると、今回の提案にあたってはまさに「二転三転」したとのこと。最初に考えた方向性は、当初のテーマに沿って、Instagramの運用。

Instagramの運用についてメリットとデメリットを整理した際、今回のターゲットである「釧路の学生」に届きにくい、アカウントを見つけてフォローするに至らない、という結論になったようです。
もうひとつ検討した方向性は、「ローカル誌への記事掲載」。こちらは記事のイメージも制作して提案してくれました。

しかし、他社も掲載されるメディアだと埋もれて目に入らない可能性を指摘。もっと自然にターゲットの目に入るような施策を考え、3つ目の提案です。

インターン生が最終的に提案に持ってきたのは、「イベントの実施」という内容でした。


ターゲットや必要となるシーンごとに使い分けることができる施策を2つ提案してくれました。

「まずは地域の人に会社の存在と内情を知ってもらい、地域のファンを増やすことから始めることで、PR記事やSNSなどが効果を表してくるはず」と話すインターン生。
「丸中釧路中央青果さんのお仕事は多岐にわたっていて、見学だけでも見応えがありました。それなのにわかりづらい部分や見えにくい部分が多いので、イベント化することで一気に知ってもらえる機会が増えます」

最後には、「誰も食品や流通など、丸中釧路中央青果さんとの関連がある先行ではなかったのに、これだけ楽しさや面白さを感じられて、お世話になった皆さんに感謝しています。ありがとうございました!」というメッセージが。
3日間の集大成を試行錯誤しながらまとめ上げてくれました。


役員のみなさんからは、「去年の提案も面白く、今年も楽しみにしていたんです。自分たちでは気付けない当たり前の業務や日常が、みなさんにとっては面白く映っていたことが興味深かったです」という温かいコメントや、「実は、以前市場で模擬競りをやったり、商品を販売したりするイベントをやっていたことがあったんです。ここ数年はやっていないのですが、またイベントをやるのも面白そうですね!」など、次の展開も考えられるようなフィードバックをいただきました。

去年参加してくれた三上さんからも、「去年参加したのでわかるのですが、ここまでの提案を約2日間でまとめるのって本当に大変で。丸中釧路中央青果さんの長所や課題を見つけて絞って……提案までまとめ上げて素晴らしいです。去年とは違ったアプローチで、まだまだできそうなことがありそうで、聞いていて楽しかったです」と労いの言葉が。

最後には、全員に向けてシャインマスカットのプレゼントが……!!
(果実部の佐藤部長から、「今年は桃じゃなくてごめんね」とのコメントもいただきました)
みなさん、3日間、おつかれさまでした!
最後に

今年度のインターンシップは、様々な大学から5名のインターン生が参加してくれました。
最後に、それぞれの感想やコメントを抜粋してご紹介したいと思います。
畑さん「普段授業などでグループワークをしているので『いつも通り進められるかな?』と思っていたのですが、大学も学年もこれまで過ごしてきた環境もバラバラな5名が集まり、それぞれの意見やアイデアがぜんぜん違ったところがとても面白かったです。同じ大学、同じ出身の人同士だとなんとなく意見が似通ってくるところがありますが、バックグランドが違うメンバーの価値観に触れることができたことがすごく面白かったです」
酒井さん「唯一の地元出身者ということでしたが、僕自身このインターンシップに参加するまで丸中釧路中央青果さんのことをまったく知りませんでした。それ以外にも、釧路地域のこともまだまだ知らないことだらけで、新たな発見があった3日間でした」
長谷さん「自分は最年少での参加で、先輩方に着いていくのが大変な場面もありました。大学ではサークル長を務めていたり学外の機会にも飛び込んでいっているのですが、自分自身まだまだ知らない世界がたくさんあるなと痛感しました」
丸中釧路中央成果でのインターンシップは、企業や地域との出会いはもちろん、濃密な3日間を共に過ごす学生とのやりとりやつながりも貴重な財産になるはずです。
今回の参加者のみなさんとまた釧路でお会いできることを楽しみにしています!