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みんなの「やりたい」が集まる町 北海道芽室町での6ヶ月間インターンシップ 〜2ヶ月目 芽室の人と芽室に呼び寄せられる人たち〜

自己紹介
北見工業大学大学院1年の工藤悠作といいます。網走市出身です。
大学では医療政策を研究テーマとして産学官連携の研究室にいました。しかし緩慢な大学生活を送る中で、自分で「楽しい」を創る主体的な暮らしとなにか?を考えりようになり、コミュニティデザインに興味を持ちました。今回のインターンシップで実際のフィールドに立ち、コミュニティについて考えたいと思っています。

メムロユナイトプロジェクトのインターンシップとは
私は、芽室町で「まちなかの賑わい創出」を目的とする、商工会青年部と有志による団体である「Memuro Unite Project」の一員として活動しています。このインターンは、芽室町のチャレンジショップ兼イベントスペースである「MEMURO UNITE BASE」に常駐することで、継続的な運営を行い、まちの賑わい創出に繋げる場とすることを目的としています。「MEMURO UNITE BASE」の町民の認知度には課題があります。私がインターン生として関わることで、稼働率を上げ、地域住民の方たちに利用される開かれた場所にしていきたいと考えています。

みなさん、こんにちは!北海道芽室町で半年間のインターンを実施している工藤悠作です!

芽室町に来て、早くも1カ月が過ぎました。街が動いていることを、肌で感じさせてもらっています!2カ月目の芽室も相変わらずで、出会いやイベントがたくさんありました!

▼前回の記事はこちらから
https://doto-job.com/column/2667/

芽室は人を引き寄せる

10月には、芽室町に外から滞在する人との出会いがありました。1人目は、関西大学4年の鍋ちゃんこと鍋倉永憲君です。鍋ちゃんが大学1年生のときに、釧路市を訪れ、その際に「.doto」を手に取ったことから道東との関わりが始まりました。そこから「.doto」がどのように作られているかに興味をもって、ドット道東の野澤さんに連絡。4年生になり大学生活が落ち着いたタイミングで、芽室に来てみない?と声をかけられ、2カ月の滞在を決めました。鍋ちゃんの滞在記が公開されているので、ぜひ読んでください。鍋ちゃんと芽室の魅力が集約されています!

それに加えて、JICA青年海外協力隊のグローカルプログラムをきっかけに、山下佳代子さん、廣瀬新伍さん、濱岡宙穂さんの3名が芽室に約2カ月半の滞在することになりました。グローカルプログラムとは、自治体の地域活性化、地方創生の取組に参加することで、地域活性化に関わる知見を得ることや、今後の協力隊活動に必要なコミュニケーション能力の向上を目的としています。お三方はそれぞれ、ブラジルで高齢者介護、アルゼンチンで野球普及、ペルーで気候変動の啓発について取り組んでいきます。

芽室には、次から次へと個性的な人たちが訪れる。それを「芽室だなぁ」と言いたくなる。そんな魅力が芽室にはある。今月、芽室町長に芽室町のまちづくりについてお話を伺う機会をいただきました。そこで、芽室の魅力は「人」だとおっしゃっていました。魅力が「人」だと言われても。。。だと思います。ただ、それにそうだよなぁ、と思えてしまうのが芽室です。

また町長とお話した席には、鍋ちゃんも同席していました。鍋ちゃんが芽室に来て次の日の話です。町長に当日連絡しても、二つ返事で快諾。みんなが口をそろえて言ういい意味での「芽室なんなの」。それを感じる瞬間でした。

芽室町長(左から3人目)と工藤(左から4人目)の写真。鍋ちゃん(左から5人目)は芽室に来て2日目には全く見えない

芽室落花生祭り

芽室町の畑作農家さん達が集まって落花生を生産している団体「MEMURO PEANUTS」が中心となり開催した第3回芽室落花生祭りに参加しました。「MEMURO PEANUTS」は、「芽室をピーナッツの産地に」を目標に落花生を生産しています。最初は約7年前に芽室町農協青年部の新規就農品目としてピーナッツを育て始めました。そこから、有志団体を経て、現在「MEMURO PEANUTS」として活動しています。落花生祭りは、地域のイベントという観点と、その土地ならではを楽しむことが両立しています。落花生祭りでは、子どもたちが落花生にペンで色を塗ったり、イラストを描く「メムピ~」を作るブースを手伝いました。

子どもたちが作ったメムピ~

50人以上の子どもたちが来場し、自分なりの「メムピ~」を夢中で作り、家族に渡したり、模様の意味を説明したりと、コミュニケーションが生まれていました。子どもたちが地元を知るためにできることは、関わり方の種を蒔くことなのではないかと感じました。「メムピ~」を作った子どもたちは、どんな模様のメムピ~を作ったのかを忘れたとしても、「落花生に何かした。」ということは忘れないでしょう。そこから芽室の落花生との付き合いが続いていく。イベントという括りとは何か違う雰囲気を感じることができました。

インターンの今後

9月、10月はとことん色々な人たちにお会いして、色々なところへ連れて行ってもらいました。芽室で出会った人の数は、学部4年間の大学生活で関わった人の数を超えたでしょう。(情報を処理しきれずに、高熱を出すこともしばしば。。。)芽室で出会った人たちに共通していることは、自分を受け入れてくれているんだという感覚を抱かせてくれることです。

最初は、メムロユナイトベースのインターン生だから色々な声を掛けてくれていると思っていました。しかし、自分や鍋ちゃん、JICAの方たちと芽室町民との関わりを見ていると、「芽室に来てくれている人はみんな仲間」のように接してくれています。それが当たり前なんです。こんな芽室を伝えたい、次の世代にもつなげていきたい。そんな想いを強く抱かせてくれた2カ月間でした。

来月からは、本格的にメムロユナイトベースに常駐していきます。ユナイトベースが芽室にあるからこそ持つ意味は何なのか、それを自分なりに探しながらユナイトベースで様々な人と関わっていきたいと思います。

◆イベント予定
12/26 商店街を回遊する謎解き企画「メムロユナイトクエスト」ついにスタート!
https://www.instagram.com/p/DEBVogizu9k/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

北海道河西郡芽室町本通2丁目13-1

MEMURO UNITE PROJECT

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