縁もゆかりもない十勝新得町で、6ヶ月間の長期実践型インターンを始めた私の活動記録 ~㈱ひらかわ編~
こんにちは!帯広畜産大学3年の庄山輝紗です。滋賀県出身です。私は今、縁もゆかりもない、新得町の北広牧場で半年間の長期インターンシップをしています。今回は新得町にある(株)ひらかわでの体験をお伝えします!
前回のTACとかちアドベンチャークラブでの体験コラムはこちら
【インターンシップ概要】
このインターンは、新得町の人口流出や町の担い手不足を解決することを目指す、しんとく未来創造プロジェクトの一環です。このプロジェクトでは、北広牧場、新得町内のチーズ製造業者である株式会社広内エゾリスの谷チーズ、アクティビティ事業を営むTACアドベンチャークラブが連携し、地域の魅力をより多くの人に届けるために活動しています。私がインターン生として参加することで、新得町の魅力や酪農の魅力をさまざまな角度から掘り下げ、町内、町外に発信していきたいと思っています。
㈱ひらかわって?
今回お世話になった㈱ひらかわ(以下ひらかわ)は主にガスやガス用品の販売店で、長年にわたり新得町のインフラを支えてきた会社です。私は、最初にひらかわがガスの販売店と聞いたとき、ガス事業だけなのかなと思っていたのですが、実際はガスはもちろん、駄菓子やお酒の販売、キッチンカー事業など多岐にわたっています。
この多種多様な事業を活かして、一年に一度、ガス製品やカー用品の展示販売や駄菓子販売やくじ引き、ビンゴ大会などを行う、ひらかわ大感謝祭が開かれます。今回私はそのお祭りの準備と当日の運営をお手伝いしました。
ひらかわは大人たちのたまり場
ひらかわは大人たちのたまり場です!感謝祭の準備をしている間、何人の方に挨拶したでしょうか。商工会の方、ガス会社の方、銀行の方、役所の方など20人以上にお会いしました。社長の平川さんや社員の方含め、来客にはウェルカムで、「座って座って!」と、飲み物を渡してくださいます。中には、用はないけれど休憩しに来たとか、悩みを相談しに来たとか、弁当を一緒に食べに来たとかそんな方もいらっしゃいました。今まで、会社は目的がないと来ない場所だと思っていたので衝撃的でした。でもふらっと来れる場所があるのってとてもいいなと思います。ふとした時に寄って、歓迎してくれるだけで、また立ち寄りたくなる。私もインターンが終わった今でもたまに遊びに行っています。これは新得町に人を呼び込むのに必要なことなのではないかと思いました。
アイデアを形にする会社
感謝祭の準備では千本引きを手作りしました。段ボールを切って、穴をあけて、糸をつるして、洗濯ばさみをつけて2日間ぐらいかけて作りました。大した出来ではなかったのですが、感謝祭当日、思っていたよりたくさんの子供たちが千本引きをやってくれました。ひらかわは周りの人のアイデアを受け入れて、そして形にしている会社だと思います。この千本引きも知り合いの方のアイデアなのだそうです。そして、駄菓子屋さんを始めたのも、子供たちが遠足するときに駄菓子屋さんがないというのを聞いたため、駄菓子を売り始めたと伺いました。また、ひらかわにはキッチンカーの事業もあるのですが、それも社員さんがやりたいと言ったから始まったそうです。
ひらかわに行ってみて
ひらかわは現状維持ではなく、常に進化し続けているように感じました。今も現在進行形で新しいことが始まろうとしているみたいです。ひらかわのように新得町ではおもしろいことをやっている方がたくさんいます。その一人一人、ひとつひとつは面白いのですが、その点をまだ線にはできていないように感じます。どうしたらいいのかまだ答えは出ていないのですが、悩みながら自分のできることをやっていこうと思います。
ひらかわの皆さん、ありがとうございました!
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