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気づけば、この町で働き、育てている。──別海町役場・女性職員ふたりのリアル──

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「別海町での暮らしってどんな暮らしですか?」
そう聞かれたとき、観光パンフレットの言葉だけでは伝わらない“生活の手触り”があります。牛の町として知られる別海町ですが、実はここ数年で、カフェが増え、地域通貨が出回りはじめ、町を面白くしようとする空気がじわじわと濃くなってきました

今回、別海町役場で働く同い年の女性職員お二人に対談形式でお話を伺いました。
札幌から“縁もゆかりもない道東”へ飛び込んだ瀬戸涼華さん。兵庫県姫路市から中学生で別海へ移り、そのまま役場に入った中谷風花さん。「別海との出会い」と「いまの暮らし」、そして瀬戸さんの“子育て”を中心に、別海で働く・暮らすリアルを掘り下げます。

根室管内4町の仕事と暮らしを知るイベントへ
本記事は、根室管内4町(別海町・中標津町・標津町・羅臼町)で働くリアルを伝える企画の一環制作しております。2月28日の東京開催でのイベントでは、実際に働く職員や地域で活躍する人と直接話すことができるイベント実施!仕事の話だけでなく、暮らしや移住、将来のキャリアまで。画面越しではなく“当事者の温度”を感じられる機会!地域の食材を食べたり、抽選で商品が当たったりとお得な機会にも。ぜひご参加ください!

プロフィール紹介

瀬戸 涼華(せと すずか)
札幌市出身。高校卒業後、夫の就職をきっかけに中標津・別海エリアへ。中標津の民間企業に就職後、出産・育休を経て別海町役場へ転職。現在は総務部総務防災・基地対策課 総務行政担当 主事。6歳・5歳の男の子を育てる母。

中谷 風花(なかたに ふうか)
兵庫県姫路市出身。中学1年生のとき、両親の就農をきっかけに別海町へ移住。別海高校を卒業後、別海町役場に高卒で入庁。福祉課、総務課を経て、現在は経営管理部 人事財産課で採用・研修・職員対応などを担う。

「この人と行こう」から始まった別海

-今日はありがとうございます。早速ですが、お二人とも「別海との出会い」がかなりドラマチックですよね。まずは、別海町に来た理由から聞かせてください。

瀬戸:私は札幌出身で、高校3年生まで札幌にいました。別海は……本当に縁もゆかりもなくて。高校の同級生だった主人が釧路出身で、根室方面に就職することになって、「じゃあ一緒に行こう」って。

町長の秘書を担当する瀬戸さん

18歳でその決断したんですか?覚悟がすごいです。躊躇はなかったんですか?

瀬戸:ありましたよ(笑)。でも、主人がいればなんとかなるかなって。親にも「行くなら結婚しちゃいな」みたいに背中を押されて。卒業してすぐ結婚して、別海に住み始めました。

中谷:すごい…。私は逆に“連れてこられた側”です(笑)。生まれは兵庫県で、中学1年のときに両親が「酪農をやりたい」ってなって、別海町に引っ越しました。北海道すら行ったことがなかったので、最初は「別海町ってどこ?」って。

役場職員関係の窓口業務を担当する中谷さん

中学生で本州から北海道の端っこに移住ってのは想像つかないですよね。別海初日は覚えてます?

中谷:覚えてます。船に乗って来て、セイコーマートを初めて見て、「あれ何?」ってなりました(笑)。住んだのは中春別で、市街からちょっと離れているところ。人が全然歩いていないのが衝撃でした。

瀬戸:わかる、私も来た時「田舎すぎた」って思いました(笑)。中標津も行ったことなかったので、「中標津どこ?別海どこ?」から始まりました。

お二人とも、“別海に暮らす予定じゃなかった人生”が、気づいたら別海に根を張っている感じが面白いです。

別海から離れるかもしれない直前で、働くことになった

瀬戸さんは最初、役場じゃなくて民間企業に就職されたんですよね。

瀬戸:はい。中標津の民間企業に就職しました。別海に住みながら通っていましたね。ただ、子どもが生まれて育休が入って、実質ちゃんと働いたのは3年くらいかもしれません。

そこから、別海町役場へ転職。きっかけは?

瀬戸:2人目を産んで復帰したときに当時の職場に「今後パート扱いになる」って言われたんです。それで、金銭面も含めて将来を考えたときに、「安定ってやっぱり大事だな」と思って、公務員を目指しました。育休中に試験を受けて、合格して転職しました。

中谷:育休中に試験って、すごい…。

瀬戸:勢いもありました(笑)。

一方で中谷さんは、別海高校からそのまま役場に高卒で入ったんですよね。

中谷:そうです。正直、当時やりたいことが明確にあったわけじゃなくて、「将来性」と「安定性」で役場を選びました。ただ、心のどこかでは兵庫に帰りたい気持ちもあって、「受からなかったら帰ろう」って思ってました。

え、そうなんですね。

中谷:兄弟が4人いて、上の2人は別海町に引っ越してくる時点で成人していて兵庫に残っていたんです。親戚も向こうにいるし、私も“生まれ育った場所の近くにいたい”って気持ちがあって。でも受かっちゃいました(笑)。

瀬戸:え、兄弟4人!?それ初めて聞いた!

中谷:あんまり言ってないからね。

男の子2人の子育てとフルタイム勤務

瀬戸さん、お子さんは6歳と5歳の男の子にフルタイム勤務。どうやって生活と仕事を回してるんですか……。

瀬戸:もう、時間との戦いです(笑)。終業が17:30で、そこから児童館のお迎えに行って、次に保育園に行って、ご飯作って…っていう流れですね。

男の子2人って、体力勝負のイメージがあります。

瀬戸:うちは小さい頃からありがたいことに夜泣きがあんまりなくて、そこは助かりました。でも体調を崩すと、結局“順番に移る”ので、病気になったとき、看病はやっぱり大変ですね。

働きながらの看病、ほんとにしんどいですよね…。役場の制度面で助かったことってありますか?

瀬戸私は「看護休暇」が一番大きいです。子どもが風邪をひいた時に、有給とは別に使える休暇があるんです。前職のときはそれがなかったので「休む=有給が減る」だったんですけど、役場に入ってからは気持ちが全然違います。

それ、何日くらい使えるんですか?

瀬戸:子ども1人につき5日で、2人だと最大10日ですね。3人になっても10日。これ、入庁するまで知らなかったので、もっと知られていい制度だと思います。

中谷:人事の立場から見ても、子育て世代にはかなり大きい制度だと思います。あと最近だと、年休が15分単位で取れるようになったので、朝の“あと15分”とか、保育園の送りの微調整がしやすくなりました。

15分単位、地味に効きますよね。別海町としての子育て支援で、印象に残っていることはありますか?

瀬戸:医療費が無料だったり、助産師さんのケアが手厚かったり。私は母乳外来で助けてもらったことがあって、あれは本当にありがたかったですね。

産後ケアも案内が手厚い印象があります。最近始まったものもあるんですか?

瀬戸:訪問の支援は前からありましたが、最近は宿泊型とかデイケアみたいなので少しゆったりできるサービスもできたみたいですね。

仕事と子育ての両立って、制度だけじゃなくて、職場の雰囲気も大きいじゃないですか。休みは取りやすいですか?

瀬戸:課にもよるかもしれないんですけど、私がいた課は取りやすかったです。体調が悪くなったら途中で帰るとか、「すみません、休みます」って言える環境でした。

中谷最近は男性の育休も増えてきていますし、育休とは別に「育児参加休暇」みたいな制度を使う人も増えています。例えば、第2子の出産のタイミングで、第1子を見るために休みを取る、とか。少しずつ浸透してきた印象です。

子育てしてて「別海でよかったな」って思う瞬間、あります?

瀬戸人が少ないこと、ですかね。私、人混みが苦手なので。最初は市街地じゃないところに住んでいて不便だなと思ったんですけど、市街地はスーパーもあるし、暮らしやすいなって思います。

都会の“ベビーカーと抱っこ紐で電車移動”みたいな子育て、すごすぎません?

瀬戸:私みたいに男の子2人だと、都会でそれをやるのは相当きついと思います(笑)。車で移動できるのは、子育てにおいては本当に助かる部分が大きいです。

頼れる親が遠い寂しさはありますか?

瀬戸:あります。体調崩したときに頼りたいなって思うことはありますね。でも、そこも含めて慣れました。札幌に帰りたいと思ったことは、意外とないです。

カフェに通う、地域通貨が回る

別海って、“お店”が増えてません?カフェとか。

中谷:増えてますね。

瀬戸:最近だとハンバーガー屋さんとか。あと「こうし茶寮」とかも。

中谷:わりと新しめのお店ですね。

瀬戸さん、地域通貨(ポイント)使ってるって言ってましたよね。

瀬戸:はい。「オトモノポイント」っていうのがあって、私けっこう使います。30歳以下は、マイナンバー連携してたら月に1万ポイント付与されるんですよ。

え、毎月1万円分!?それ自動で!?

中谷:30歳以下が対象ですね。高卒で働き始めた子とかも。

瀬戸:しかも週末は、金曜日に2,000ポイント入るんです。期限が日曜日までなので、週末に“使いに行く”って感じになって。私はそこで、こうし茶寮でクッキー買ったり、サンドイッチ買ったりします。

それ、暮らしの景色が変わりますね。“週末にちょっと良いもの買う”が、町の中で回り始める。

瀬戸:ポイントがあることで、若い人が夜に外へ出る機会が増えたって話も聞きます。お店側もお客さんが増えたって。町として盛り上がってる感じはありますね。

中谷:私はまだ使い切れてないですけど(笑)、友達と居酒屋に行くとか、そういう使い方もできると思います。

別海に未来を感じますか?

最後に、別海で暮らしていて、未来に対してポジティブですか?ネガティブですか?

中谷:ネガティブには思わないです。ポジティブかと言われたら、いろいろ考えますけど、役場の職員としては働きやすくなってきている実感があります。賃金が上がったり、休暇制度が改正されたり。

瀬戸:私もネガティブではないです。役場の中もそうですけど、町民側が「町を盛り上げよう」っていう活動が多い印象があって。企業の人たちがまとまってプロ野球チームを作ったり、そういう“町民発”の動きが活発だなって思います。あとは役場の中でも「オトモノポイント」もそうですし、発想がすごいなって施策が結構あるんですよね。役場の中でも新しい発想を止めるんじゃなくて、町としてちゃんと支えながら進めていける空気があるのは、これから面白くなりそうだなって感じます。

いいですね、自分の町を前向きに捉えることができるって素晴らしい環境です。ありがとうございます。今日の話を聞いて、“別海町は確実に生活が前に進んでいる町”という印象が強くなりました。最後に、別海で働く・暮らすことを迷っている人に一言、お願いします。

中谷穏やかに暮らしたい人には、すごく合う町だと思います。車は必要ですけど、その分、日々のストレスは少ないです。

瀬戸:来る前は不安もありましたけど、住んでみたらちゃんと生活できます。子育てもしやすい制度が増えてきているので、迷っている人には“意外とアリだよ”って伝えたいです。

別海には、“何かがたくさん揃っている”派手さよりも、“暮らしを続けられる”確かな手触りがあります。そして、その手触りを支えるのは制度だけではなく、日々を回し続ける人たちの実感そのものです。
札幌から来た母としての視点。兵庫から来て別海で育った職員としての視点。二つの視点が重なる場所に、別海のいまのリアルがありました。

根室管内4町の仕事と暮らしを知るイベントへ
本記事は、根室管内4町(別海町・中標津町・標津町・羅臼町)で働くリアルを伝える企画の一環制作しております。2月28日の東京開催でのイベントでは、実際に働く職員や地域で活躍する人と直接話すことができるイベント実施!仕事の話だけでなく、暮らしや移住、将来のキャリアまで。画面越しではなく“当事者の温度”を感じられる機会!地域の食材を食べたり、抽選で商品が当たったりとお得な機会にも。ぜひご参加ください!

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