10/24イベントレポート「オホーツクしごと相談会・学習会」@大空町東藻琴

2025年10月24日(金)、大空町東藻琴農村環境改善センターにて、オホーツク管内に事業所を持つ14社・団体と、大空高校・清里高校・ゆめとこスクール(美幌)の生徒ら45名、さらに一般参加者3名が集まり、「オホーツクしごと相談会・学習会」を初開催しました。
(主催:北海道オホーツク総合振興局、共催:大空町、後援:ハローワーク北見、ハローワーク網走、運営:一般社団法人ドット道東)
今回のイベントのコンセプトは、高校生が”まだ進路選択の手前”にいる段階で、地域の企業の姿や働く人の視点にふれる機会をつくること。就職間近の合同説明会では得られない、生徒たちの「地域やそこで働く人、キャリアを見るまなざし」を耕す場です。企業・団体にとっても、生徒たちの率直な声に対面で触れられる貴重な機会となりました。
企業・団体紹介

イベントの最初は、参加企業・団体によるショートプレゼン。
それぞれの事業内容や地域での役割、力を入れている取り組みなどを、2分という短時間ながら工夫を凝らして紹介していただきました。
高校生からは「知らなかった仕事が多かった」「地元にこういう企業があるとは思わなかった」との声も。冒頭のこのセッションが、生徒たちの興味のスイッチを押すきっかけとなったようです。
グループ交流:生徒の“率直さ”が飛び交う時間

次に行われたのは、企業担当者と生徒が小さなテーブルを囲んで行うグループ交流。
最初は少し緊張していた生徒たちも、企業の担当者が丁寧に話しかけるうちに表情が徐々に柔らかくなります。
「この仕事って、どんな1日を過ごすんですか?」「資格は必要ですか?」などあちこちで質問が飛び交い、メモを取りながら真剣に聞き入ったり、企業担当者と笑いあったりする姿が見られました。中には「正直この分野には興味がなかったけど、話を聞いたら仕事のやり方が面白いと思った」という感想も。
企業側からは「普段は高校生と1対1で話す機会がほとんどないので新鮮だった」「生徒の反応がダイレクトで嬉しかった」「どう伝えたら興味を持ってもらえるか、逆に学ぶ時間になった」との声が聞かれ、互いに刺激的な時間となりました。
プライベートの話をテーマに、この地域でどう働きながら暮らすかを掘り下げたグループもあり、自然な会話の中で自分の興味や疑問をストレートに伝えられる場になっていました。

よくよく考えると、企業も高校生も、同じ地域で暮らす仲間です。立場を超えて、生徒のまっすぐな言葉が企業に届き、企業のリアルな声が生徒に届く。互いに学び合う空気に包まれた交流会は、高校生が将来を具体的にイメージするきっかけにつながる、本イベントの象徴のような時間となりました。
また、交流会と並行して一般参加者向けにハローワーク担当者とのキャリア相談タイムを設置。普段より気軽に話せたと満足する声も聞かれました。
トークセッション:地域で働く先輩たちのリアル
交流会の後半では、高校生向けにトークセッションを実施しました。登壇したのは、大空町役場 産業課 商工グループで主事を務める田中良さん(空知郡出身・大空町在住)と、エスケー電気株式会社に勤務する永野川萌さん(東京都出身・北見市在住)の二人です。
「なぜオホーツクで働いているのか」「仕事のやりがいは何か」「暮らしはどうか」「高校生のころの自分はどんな人だったか」といったテーマについて、飾らず率直に語ってくれました。時折高校生とのやりとりを交えながら進むセッションは、距離感がぐっと縮まり、地域で働くことのリアルが伝わる時間となりました。
また、トークセッションと並行して一般参加者向けの企業相談タイムも実施。参加者は複数の企業を順に回り、それぞれの業務内容や働き方についてじっくりと話を聞く姿が見られ、次のステップにつながる有意義な時間となりました。
イベントを通して
初開催ながら、会場のあちこちで笑い声や真剣な表情が交錯し、高校生・企業・一般参加者、それぞれに発見のある場となりました。特に、高校1年生も含めた参加形式にしたことで、“いますぐ進路を決めなくてもいい時期に、地域とつながる体験をする”という価値がしっかりと生まれていた様子です。生徒たちの率直な言葉が企業に届き、企業の情熱や地域での挑戦が生徒に届く。そんな双方向のコミュニケーションが、みられた1日でした。
今回のイベントを実現できたのは、大空高校をはじめ、大空町やハローワークの皆さまなど、多くの関係者のご協力のおかげです。この場を借りて心よりお礼申し上げます。東藻琴という立地で、これだけの高校生と企業が集まれたこと自体が貴重な機会であり、地域と若者をつなぐ新しい接点づくりとして、今後もさらに育てていきたい取り組みとなりました。