

【イベントレポート】2024年6月リトルドートー@札幌
たんぽぽの綿毛が飛び交う6月の初め、札幌で道東のイマや新しい仲間と出会うことができるイベント「リトルドートー」が開催されました。
今回のテーマは、「新卒からローカルで働くを考える」です。
<リトルドートーとは?>
道内外各地で定期開催している、北海道の東側・道東のイマを伝える交流型イベントです。通常の移住イベントのようなブース形式ではなく、ドリンクや軽食を楽しみながら好きな方と会話し、ときどき自治体の方のクロストークも聞ける…といったカジュアルな交流イベントです。
道東のお仕事や暮らしの情報を知ることができたり、参加者のみなさんとのコミュニケーションを通して、道東のイマや新しい仲間と出会うことができます。
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第一部では、釧路市とドット道東が2022年度から実施しているインターンシップ事業「道東天職活動」を軸に、釧路市に拠点を置く企業の皆様との交流、インターンシップ事業の紹介がされました。
道東地域出身・道東にゆかりのある方・道東エリアが気になってた方はもちろん、
「卒業後の進路に悩んでいる」「”働く”ことにいまいちイメージが沸かない」「インターンシップって参加した方がいい?」
そんなことにモヤモヤしている学生さんをターゲットに開催。
そして今回はドット道東のメンバーが勢揃いということもあってか、たくさんの学生や社会人が参加してくれました!!︎
場所は札幌駅から徒歩3分のHOKKAIDO xStation01。
後ろにはバーカウンター、窓側には対談スペースなど用意している広々とした空間に、当日は約40人ほどの方々が訪れました。
<タイムテーブル>
14:00〜 開場
14:30〜 イベント開始・ 「新卒からローカルで働く」って?
15:10〜 各企業&釧路市による「ローカルで働く」プレゼンテーション
16:00 終了
「天職は、まだ知らない仕事かもしれない。」釧路市インターンシップ事業とは?
はじめに、ドット道東メンバーの須藤か志こから。
「ドット道東って何をしている会社なの?」という紹介から、釧路市インターンシップの説明を行いました。
ドット道東のことを知っている方もいらっしゃれば、今回のイベントで初めて詳細を知ったという方も。
「新卒からローカルではたらく」ってぶっちゃけどう!?
次に、ドット道東 理事の小松輝、ドット道東インターン生の川端りんのトークセッションを開催。
小松は、浦幌町の宿泊施設「ハハハホステル」のオーナーでもあり、ドット道東の理事も務めています。
徳島県出身の小松は、大学卒業後縁もゆかりもない浦幌町に地域おこし協力隊として赴任。「ローカルで働くとはどういうことか」「地域に飛び込むときに気をつけたことは何か」など、新卒で赴任した小松だからこそ話せる体験談を聞くことが出来ました。
そして、ドット道東のインターン生で、北海道大学の大学院生の川端りんも登壇。来年春から社会人となる川端は、道東外に就職が決定したということを前提に、道東での体験を話してくれました。
ドット道東をはじめ、様々な地域に飛び込んで働いた上で、自分にとってベストだと思える道を選択した川端。
「新卒からローカルではたらく」というテーマのイベントでしたが、川端の踏み入ったお話に、今回参加した学生たちも力強く頷いている様子でした。
受入企業が勢揃い!PRタイム
次に、今回参加していただいた5社のご紹介です。
株式会社三ッ輪商会
トップバッターは株式会社三ッ輪商会。
三ッ輪商会は1947年創業。
石油や石炭、セメントの販売をはじめ、生コンクリートや砂利、鋼材などの建材や、機械、タイヤ、コンテナなど取り扱い商材はとても幅が広いんです!
農業関連や観光分野にも参入している総合商社です。
そんな三ッ輪商会のインターンシップのテーマは、「三ッ輪商会の魅力や価値を伝えるウェブサイトのコンテンツを制作しよう!」。
現在ドット道東ともに制作している新しいWEBサイトに掲載するコンテンツを制作します。総合商社である三ッ輪商会の幅広い魅力を知り、学生が魅力的に感じるような情報の伝え方を学んでいきましょう!
釧路トヨタ自動車株式会社
次に、釧路市に本社を置く釧路トヨタ自動車株式会社。トヨタ社の自動車を販売するカーディーラーです。
単に車を売るだけではなく、車に乗る人の人生そのものを考えることもある職業だと村田さんは話します。多くのお客様との出会いや会話のなかからぴったりの車を提案する仕事は、「車好きじゃなくても、人と話すことが好きであれば大丈夫ですよ!」とのこと。
そんな釧路トヨタ自動車で行うインターンシップのテーマは、「釧路トヨタと一緒にライフデザインを考えよう」。
様々なお客様のお話を聞くなかでそれぞれの価値観や人生観に触れ、自己分析に役立てていくワークを行います。まだインターンシップに参加したことのない1〜2年生にもぴったりの内容です!
丸中釧路中央青果株式会社
3番手は丸中釧路中央青果株式会社です。
こちらは、釧路・根室地域の食料品店などで普段目にする野菜や果物、花の流通を支えている企業。
道東の豊かな食文化には欠かせない卸売を担当する丸中釧路中央青果のお仕事は、朝早くから始まります。
その分帰りも早く、働く人たちは各々終業時間後の生活を楽しんでいるそうです。
昨年のインターンシップでは表に出てくることが少ない丸中釧路中央青果の仕事内容や社員についてレポートを制作するという課題に取り組んでもらいましたが、今回のイベントでも斉藤さんのお話を聞いて「もっと知りたい!」という方がいらっしゃいました。
太平洋設備株式会社
4番目の登壇者は、2022年度の釧路市インターンシップ受け入れ企業である太平洋設備株式会社。
病院やビルなどの空調衛生設備工事や、安心安全な飲料水を届けるための水道管工事など、生活インフラを整備する企業です。
業務内容は人の暮らしに欠かせないインフラの整備なので、安定感抜群。現在働くみなさんも、チームワークを大切に生き生きと働いています。
釧路が大好きな中村さんからは、釧路に住むメリットは「近隣の方々を気にせずに家でロックを聴けること」という有益な情報もいただきました!
(一社)北海道中小企業家同友会くしろ事務所
最後の登壇者は、(一社)北海道中小企業家同友会釧路事務所。
中小企業家同友会は、中小企業の「学びあい」「援け合い」を行うための場を提供している組織です。
経営者同士の交流を深める場であったり、経営者や社員向けの勉強会など、経営していく上での気づきを得ることができる機会をつくっています。
滝口さんによると、仕事のやりがいは「様々な企業の経営における考え方や地域への思いを聞く機会があり、刺激を受けること」とのこと。
地域を支えている企業の経営者とのコミュニケーションがあることに、参加者の皆さんも前のめりでお話を聞いていました。
釧路で暮らすということ
釧路市 産業振興部商業労政課 高橋和暉さん。
民間企業に勤めていたものの、地元である釧路市で働きたいという思いで釧路市役所に入庁されました
今回のイベントの大きなテーマは、何といっても釧路市自体の魅力です!
少なからずネガティブなニュースもある釧路市ですが、地域企業や釧路市民がPRしたい魅力も盛りだくさんです。
例えば、夏は涼しく、冬は雪が少ない。1年を通して過ごしやすい釧路市は、長期滞在先としても大人気なんです!
また、おすすめしたい食べ物やぜひ一度は目にしてほしい絶景のお話まで、今回参加していただいた企業の方々や高橋さんにたっぷり釧路市の魅力を語っていただきました。
そして、イベントは大盛況のうちに終了。その後は交流会を含め、多くの出会いが生まれた1日でした!
今回のイベントでは、ローカルで働く方々の取り組みや想いをご紹介しました。知らない地域に1人で飛び込むのは、少し勇気が要りますよね。
そういった不安や期待をひっくるめ、釧路市では多くの企業が皆さんを待っています!