【ドット道東ではたらく】家業と並行してフルリモート!財務経理 熊谷由美<メンバーインタビュー>
一般社団法人ドット道東 広報の工藤です。
北海道の道東エリアを拠点に活動するドット道東は、2024年12月現在、フユコミット含め11名のボードメンバーで構成されています。
▷ 一般社団法人ドット道東とは?
道東に関わる全ての人たちが、自分たちの理想を実現でき、住むと決めた場所で楽しく生きられる。
そんな未来を目指して活動していますが、
一体、ドット道東ってどんな人が働いているの?どんなお仕事をしているの?
こんな質問をいただくことが多くあります。
道東の他、東京や大阪を拠点にしているメンバーもおり、全員がフルリモート。二足以上のわらじを履いていたり、地元は道東ではない等々……経歴もさまざまです。
ドット道東で働くメンバーのことをもっと知ってほしい……!
ということで、シリーズ「ボードメンバーインタビュー」をスタートします!
初回は、ドット道東で経理財務を担当する熊谷由美です。
熊谷由美/一般社団法人ドット道東 財務経理
1988年生まれ、北見市在住。『.doto vol.2』の制作支援をきっかけにドット道東と関わるようになり、2023年3月からボードメンバーに。家業の仕事と並行してドット道東では、主に会計・経理を担当している。趣味は読書とアイドルの応援。愛称は「ゆみちゃん」。
「たまたま」移り住んだ先が道東だった
――ゆみさんは北見市在住ですが、ご出身も北見市ですか?
熊谷 稚内市の病院で生まれたんだけど、父が転勤族だったから幼少期からいろんな所に引っ越してた。幼稚園は恵庭市、小学校は旭川市、中学2年生で斜里町、高校は網走市、大学は名寄市(笑)。
大学では管理栄養士になるための勉強をしていて、小清水町で管理栄養士として働いていた時期もあった。
今住んでいる北見市は、結婚を機に住み始めたんだよね。
――転勤族だったんですね。地元がいっぱいあるって考え方もできそう。
熊谷 思い返すと青春時代の思い出は斜里町にあるから、私の地元は斜里町なのかな~と思いつつ……
よく聞く「地元に戻る」みたいな感覚はあんまり分からないんだよね。
転勤族だった父母もその感覚は一緒みたい。住む場所に関するこだわりっていうのは家族全員特に無いの。
ボードメンバーの中には、地元っていう文脈から道東を拠点にしてたり、 例えば野澤さんは地元が京都だけど道東に来てからは十勝の人!みたいなイメージがしっかりあるじゃん?
それに比べると、道東に縁はあったけど……道東が特別好きで移住したわけではなくて、「たまたま結婚した人が北見の人だったから北見に住んでる」っていう感じなんだよね。
だから「ドット道東の人って、地元が道東だから頑張ってるんでしょ。」みたいな感じでは全然無いし、転勤とかでたまたま道東に来た!みたいな方がドット道東に関わってくれるとめっちゃ嬉しい。
――中学2年生の時に初道東、斜里町だったんですね。
熊谷 今だと自然遺産だったり語られる文脈も分かるんだけど、私にとっての斜里町は「生活した町」。スーパーがあって学校があって、友達とゲームしたりとか部活でバスケやったり。
――「目にする環境が日常だから、当たり前すぎて特に何も思わない」みたいな感覚と近いですか?
熊谷 そうだね。当時は、都会に行きたいみたいな気持ちも特に無くて、服が好きとかも無かった。それなりに暮らしてた、みたいなね。期待とかもなかったし、楽しみのない子だったかも。
そんな過去を今、取り返してるのかもしれない。
ドット道東で働いてる今の方が、誰かと何かやったり見たりするのが楽しいって思ってるかも。
――今が青春だ……!
管理栄養士時代には無かった、今ならではの青春時代(笑)。
家業をお手伝いしながら道東でフルリモート
――ドット道東のボードメンバーは基本的に全員リモートワークですよね。ゆみさんはリモートワークやってみてどうですか?
熊谷 私は全然嫌いじゃない。
なんでかっていうと、私自身話すのがあんまり上手ではないって思ってて。理論的に話す、筋道に沿って話すのが苦手なんだよね。聞き取った言葉の解釈から始まるから、瞬発的に言葉が返せない……(笑)
リモートワークはコミュニケーションがテキストベースになるから、時間がかかっちゃうけど丁寧に説明ができる。ちゃんとテキストで残るから、伝えるべきことを伝えておけるしね。そういう意味で結構いいなって思ってる。
――仕事上でのコミュニケーションの仕方が、ゆみさんに合ってるんですね。
熊谷 職場にたくさん人がいると集中できなくて喋っちゃったり、話しかけた方がいいのかな?みたいな要らない気遣いをし始めちゃうんだよね。
仕事に集中するって意味でも、 リモートワークの日があった方が私は働きやすい。業務内容にもよるかもだけどね。
――最初からリモートワークに馴染めましたか?
熊谷 いやいや……最初はメッセージを送る度にこれでいいのかな?って思ってたよ。ジョインしてからの2年間で慣れていったね。
オンラインミーティングはもちろん、月1回とか直接みんなと顔を合わせて話すと、みんなの人柄も分かってくる。テキストの中にも人柄というニュアンスが見えてくるじゃん。
だから、みんなと会う機会がちゃんとある上でリモートワークが成り立ってるのかも。
知らない土地での不安感とドット道東との出会い
――ドット道東のボードメンバーになったきっかけは、『.doto vol.2』のクラウドファンディングへ支援したことでしたよね?
熊谷 そうそう。2017年に北見市に引っ越してきたんだけど、主婦としてお家のことをしながら家業に関わる生活でさ。家族4人だけの世界で生活していたから、 友達もいなくて漠然とした不安もあった。コロナも流行り出して「大丈夫なのかしら。この土地でやっていけるのかしら。」ってね。
それで時間のある時にSNSを見てたら、ドット道東を知ったの。
ちょうど『.doto vol.1』のガイドブックが発売されてたから買ったんだけど、それを義理のお母さんに見せたら拓郎くん(ドット道東代表理事 中西)を知ってて(笑)。 拓郎くんは地元が北見市だから、その縁で身内に繋がりがあったんだよね。
そういう意味で勝手に距離が縮まっていて、ドット道東のことが身近になってた。
それで、次なんかあったら関わってみたいな~って思ってたら、『.doto』のvol.2を制作することをクラウドファンディングで知って!制作お手伝いリターンに支援したんだよ。
――私もvol.1のクラウドファンディングの制作お手伝いリターンに支援したことがきっかけで今があるんですが、支援する時なんだかドキドキしませんでしたか?
熊谷 わかる、めっちゃドキドキした……。
特別なスキルも何もなかったけど、何もなくていいよ〜みたいな感じでリターンに書いてあったし、(笑)
それでも力になれることがあったらいいなと思って支援した。
実際に制作の一部に関わらせてもらって、誌面に掲載する道東の理想集めを担当したんだけど、制作チーム内でのアクシデントをきっかけにドット道東にグッと深く関わるようになった。人生何があるか分からないね。
「じんわりいい感じ」なドット道東のある生活
熊谷 私が最近良いなと思ったのは、ドット道東を応援してくださる方たちが全国にも広がりつつあるおかげで、ゆるやかな知り合いがたくさんできたこと。
例えば、東京や札幌に行くハードルって道東にいると少しハードルが高く感じない?
だけど今なら、「ドット道東で一緒にお仕事してるあの人が東京にいるから」とか「そういえばあの人って札幌出身だったよな」って人の顔が思い浮かぶ。
実際に連絡をとってみたら、町を案内してもらえたり、オススメの場所を教えてもらったりしたこともあったんだよね。
――いつもの旅行がより楽しくなりますね!
熊谷 すごく薄っぺらく聞こえるかもしれないけれど、人生をより豊かにしてくれているなって感じた出来事だった。
これってドット道東に興味を持っていただいている方も、例えば1回イベントに参加してみたとして、そこから知り合いが増えたら誰にでも生まれうる現象なんじゃないかなと思ってる。
なんていうんだろう……「道東」を共通点にして関われる?繋がれる?みたいな。
――たしかに。道東に住んでいなくても、道東へ関わる形のひとつですね。
熊谷 東京に住んでいる人だったら、「ドット道東に興味のある人なら東京のこの場所が良いかも」って道東の人に話ができたりとかね。
――道東を共通点にして集まっているといえば「DOTO-NET」がありますが、どんな人にDOTO-NETがオススメですか?
「DOTO-NET」とは
ドット道東が培ってきた多様なネットワークを元に、道東カンパニー・道東ミドルとともに、29歳以下の道東ヤングを全力で応援するコミュニティ。
道東で実現したい理想を一緒につくりあげる、ここでしかできないチャレンジをつくる、道東で人生をともにする仲間をつくる。
道東ヤングの「やりたい!」をつくるコミュニティです。
▷ 詳しくは 公式LP
熊谷 人間関係が固定してる、いつものコミュニティとは違う場所で知り合いを作ってみたいって思っている人かな〜。
私がもし北見市に引っ越してきてすぐの生活スタイルを続けていたら、人との関わりって仕事で関わる人と家族「だけ」だった可能性もある。
それが特に悪いとも思わないけれど、ドット道東で働き始めたら、北見市の人、浦幌町の人とも話すし、湧別町に行ってみよう、滝上町に行ってみよう……みたいに行動の幅が広がったんだよね。
――道東全域にどんどん足を運ぶようになったんですね。
熊谷 ドット道東を通して初めて会う人って、なぜか初対面の感覚はあまり無くて、なんとなく知ってる仲にお互いなってる。そして何より楽しい!
職場とか家族以外のコミュニティや人と関わる機会って、上の世代の方とってはその役割が町内会、 家族の規模が大きかったから親戚、会社の規模が大きかったら部署間、隣の家同士の繋がりだったと思うんだけど……
時代の変化でその在り方が変わってきているし、私にとってはその役割がドット道東やDOTO-NETなんだよね。
ちょっとだけ世間話をして帰れる、みたいな場所がいろんなところにできて、そこで自分の世界の空気を入れ換えて、また家族4人の空間に戻って……みたいな暮らし、悪くないなと思ってる。
――普段の生活じゃ出会わない人と出会えたりもしますよね。
熊谷 近すぎず遠すぎない知り合いを作るっていう関わり方も、全然アリだしね。
ドット道東に関わってる人は属性も拠点も本当にさまざまだから、 いろんな新しい出会いがあるよ。仕事の文脈だけじゃなくて。好きなもの、趣味とかでもね。
――ドット道東を通してやってみたいこと、叶えたいことはありますか?
熊谷 生活の一部として溶け込んでるから特別な夢とかは無いけれど……ドット道東やDOTO-NETのある暮らしをする人が増えたらいいな。
ドット道東もDOTO-NETも、単に有益な情報源だけじゃなくて、人に出会う機会になったり道東の情報収集ツールになったり、いろんなことに使えるんだよね。関わってくれてる方々のところを巡るツアーとかもできちゃいそう……!
ドット道東もDOTO-NETも、末永く続いていったらいいなと思っています。
次回ご紹介するボードメンバーはアカウントディレクター 高橋りうです。
公開をどうぞお楽しみに!
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